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音系戯言

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Diana & Marvin / Diana Ross & Marvin Gaye * 1973 Motown

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マーヴィンのデュエット・アルバムって何枚か出てますが、やはり最高なのはタミー・テレルと組んだアルバムで相性も曲も抜群の内容はファンの評価も同様です。'73年に作られたこの作品はマーヴィン生前最後のデュエット・アルバムとなるものですがタミーとのグレイトな諸作品に比べるといささか分が悪いというか、別々に録音された擬似デュエットだとか、モータウン社長ベリー・ゴーディJrの発案の企画でマーヴィンも乗り気やなかったとかネガティヴな話ばっかであまり絶賛される事のない悲運のアルバムです。'70年代のマーヴィンとしてもLet's Get It On やI Want Youやらモンスターアルバム連発の中でこれが埋もれるのはしょーがないのはよう分かります。しかしそんなに悪いアルバムでしょうか?仮にタミーとのデュエットが無くて共演アルバムがコレが唯一のデュエットがコレだったら評価はどうだったのでしょう。他の人の凡庸なソウルアルバムや発掘され続けるレアもんなんかに比べたらよっぽど素晴らしいアルバムやと個人的に思うのがこのアルバムです。ダイアナも大ヒット連発で脂の乗ってる時期ですので互いに貫禄もバッチリです。
 中身でまず有名なのがスタイリスティックスのヒット「You Are Everything」、「Stop,Look,Listen」のカヴァー2曲ですが、前者は極上の出来で特に2番のマーヴィンの気合の入った歌唱は絶品です。そして2曲目に据える「Love Twins」はクレジットこそ無いですが一聴しただけでDavid T.WalkerのそれとわかるSmoothなギターも冴え渡るフリーソウル的傑作。ウィルソン・ピケットのカヴァーとなるドリフの早口言葉で有名な「Don't Knock My Love」も目を引きますが、R&Bチャート4位にもなったというドラマティックな「You're A Special Part Of Me」にジョニー・エースのR&Bヒットの何とも甘酸っぱいカヴァー「Pledging My Love」、アシュフォード&シンプソンの書き下ろしラブソング「Just Say、Just Say」と流れる中盤ははっきりいって最高です。後半戦も'60年代のマーヴィンを彷彿させる「I'm Falling In Love With You」と「My Mistake」と好曲目白押しで聴き逃せません。現行盤はオムニバスPops,We Love You収録曲や未発表曲を4曲加えた上に、本編も数曲ロングヴァージョンに差し替えられた音圧アップの強力盤。今買うならこっちです。
「マーヴィンに思い入れの強い評論家の悪評を鵜呑みにしてはいけません。結構いけまっせ」
I'm Falling In Love With You


Comments 2

Nob

おはようございます♪

え! このアルバムってそうだったんですか。 初耳です。
私はこの二人の「You Are Everything」はリアル世代なんですが、当時から大好きで、周りでも評判良かったです♪
私はマーヴィンは、「What's Going On」 しか持っていないのですが、このデュエットでは明るい雰囲気なのが意外でした。
TBさせていただきます☆

2006-11-23 (Thu) 10:08 | EDIT | REPLY |   

ezee

Nobさん おおきにです!
マーヴィンって’70年代に入ると確かにちょっと「影」みたいなモンを感じますね。でも普通に聴いた分には悪いわけないですよね。
 たまたま一部の人の辛口意見を私が目にしたのかもです。

2006-11-23 (Thu) 23:39 | EDIT | REPLY |   

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