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音系戯言

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Graffiti Bridge / Prince * 1990 Paisley Park

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 大学生の頃、暫く興味が失せていた殿下ですがに久々によく聴いたアルバム。当時、日本のプリンスフォロワーの第一人者としてブレイクしていた岡村靖幸が「家庭教師」なる秀作を出して、そのあまりの素晴らしさに殿下にも再び興味が沸いたような記憶があります。その頃の殿下といえば破産宣言があったり、バットマンのサントラでまた浮上したりで何にせよ話題は振りまいてはりました。そして自らメガホンを握った映画監督作品のこのサントラの登場となりますが、映画の成績は悲惨やったみたいです。しかしながら、本作はカラフルで殿下にしては聴きやすいファンクアルバムとなっていて推薦です。
 中身は当時のプリンス・ファミリー集結のゲストも多彩な内容で、バラエティに富んだ飽きない展開となってます。1発目からアップテンポでポップに迫る「Can't Stop This Feeling I Got」で気分高揚です。そして、後にバンド名にもなる「New Power Generation」や「Elephants & Flowers」等'90年型プリンス・ファンクって感じで超強力です。中でも当時密にコラボしていた偉大な先人George Clintonとの「We Can Funk」や、個人的によくぞ復活させてくれたと喜んだゴスペル界の大御所Mavis Staplesとの「Melody Cool」等では見事に自らのFunk魂でベテラン勢を見事活性化させてます。一時的に再結集したモーリス・デイのThe TimeCandy Dulferがブロウする「Release It」始め4曲収録ですが殿下と共に演った「The Latest Fashion」あたりかなりのカッコよさです。また独特の気持ち悪いクールネスがたまらん「Joy In Repetition」やサビの多重録音もイカす「Thieves In The Temple」、後半の激唱が凄まじく美しいゴスペルチックな「Still Would Stand All Time」、劇的な展開にMavis,まだ幼かったTevin Campbellも絡むタイトル曲「Graffiti Bridge」と聴きどころ満載です。
「常に先進性を保ったまま、しっかり大衆性も兼備。さすがですわ」

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