Superfly / Curtis Mayfield * 1972 Curtom

70's 〜 Recent Soul
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タランティーノらにも影響を与えたブラック・ムーヴィの金字塔と言われる「Super Fly」。ハーレムのドラッグビジネスを舞台にした映画らしいですが、まだまだ黒人蔑視が横行していた'70年代初頭に黒人側からのメッセージや社会問題を提起した初期作品ってことでカーティスも積極的に作品にかかわって結果大ヒットとなったのがこのサントラ盤です。インプレッションズから脱退してソロ4作目となった本作はサントラといえどもヴォーカル曲中心で映画未見である私も充分に楽しめた音楽的作品です。ワウを効かせたギターに、コンガやストリングスを効果的に配した無駄の無いソリッドなサウンドは実にクールで、そこにカーティスの独特のファルセットヴォイスが乗っかると唯一無二のカーティスワールドとなります。ここでは、その完成形ともいえる緊張感溢れるスリリングな音が満喫できます。
 内容はまずど頭の「Little Child Runnin' Wild」が全体の雰囲気を決定づける素晴らしさ。ゲットー育ちの黒人が何故、悪事に手を染めざるをえないかを描いたやりきれなさがハードボイルドな音にピシャリはまります。続いて麻薬売人の事をコンガに乗せて淡々と歌うのがビシッと決まる「Pusher Man」、劇的な展開がサンプリングされまくりの名ファンク「Freddie's Dead」と重要曲が連なります。中盤もスヌープの1stを思い出さずにいられない猥褻な感じがたまらん最高の求愛ファンク「Give Me Your Love」、美しくもグルーヴィーなサウンドに乗って“ジャンキーになる必要なんてない”と説く「No Thing On Me」と最高の流れ。そして本編ラストはミリオン・セラーともなった大ヒット「Superfly」で、迫力を増すホーンアレンジも最高の興奮ナンバーです。なお本作の25周年記念盤には、資料的なもんでしかないですが別ミックスや未発表インストに加えRootsに収録の「The Underground」のデモなんかも入った得用20曲収録版ってのもあります。
「Hip Hop世代の連中にリスペクトされたのも納得のCoolな逸品!」
Curtis Mayfield ~ Freddies Dead


Superfly


テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Style / Namie Amuro * 2003 Avex | Home | Destiny's Child / Destiny's Child * 1997 Columbia

コメント

あの時代ならではのアルバムですね。

説得力のある 記事で さすが黒人音楽に くわしいezeeさん!!今日はインプレッションズを 聴いておりますが 彼がやりたかった音楽は ソロになってからなんだと 感じました。

2007/08/08 (Wed) 19:51 | まり #- | URL | 編集

 平和な時代に比べると、まだまだ差別が横行していた'70年代前半。言いたいこといっぱいあったんでしょうなぁ。
でも音楽も良くないと一般ピープルにはメッセージさえ届かんのですが、その意味ではカーティスは魅惑のサウンドで惹きつけますね~。絶品!

2007/08/08 (Wed) 23:46 | ezee #- | URL | 編集

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