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音系戯言

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Chicago Ⅵ / Chicago * 1973 Warner

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ブラスロックの先駆者として名高いシカゴの6枚目。世間一般ではこのアルバムから後のチャートヒット連発となるソフトAOR路線が始まったといわれてます。とかなんとか言いつつ、シカゴって殆ど知らない私にとってのシカゴはガキの頃に大ヒットした“素直になれなくて”であり、後はベスト盤をなぞるぐらいのバンドです。とある理由があってどうしてもこの盤だけは単体で入手しなければなりませんでした。それは近年、再発された際のボートラとなった「Tired Of Being Alone」with Al Greenの収録です。我が心の師匠Al Greenがお互いの全盛時にコラボしてただけでも驚きですが、そのTVショーライブとなる演奏の素晴らしいこと!じっと座って聴いてても、ゆったりしたグルーヴに勝手に腰がグラングランしてくる始末で手に負えません。アレンジこそオリジナルにわりと忠実ですがホーンといいドラムの人といい無茶苦茶タイトに引き締まったシカゴのバックに、当時のスタジオ録音では抑えていたアルのゴスペル的熱唱が重なる奇跡ともいえる神がかり的な名演がそこにはあります。正直、熱心なファンでもないシカゴをこれだけの為に買いましたがお釣りがくるくらいの素晴らしさですねんわ。ほんまに。
 とはいえ全米No.1となったこのアルバム。本編も結構エエとこあります。張りのある歌のピーター・セテラとトロンボーン奏者ジェームス・絆創膏ならぬパンコウの共作ヒット「Feelin' Stronger Every Day」や、同じく“ばんそうこう”作の逸品でニューソウルっぽさがカッコええ「Just You‘n' Me」などは格段の出来で文句無し。アーシーな感覚も心地良い「Jenny」やカントリータッチの「In Terms Of Two」あたりも聴きどころです。
「今更ながらシカゴって結構エエやんと思った1枚」

Chicago and Al Green - Tired of being alone


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