So Many Ways / The Braxtons * 1996 Atrantic

「Slow Flow」・・既に5万回聴いたであろう大傑作ミディアムが入ってるだけでも間違いなく“買い”です。でも所有欲をそそる理由は他にもございます。いわずと知れたお姉ちゃん、トニ・ブラクストン譲りの、テイマー嬢を中心とした激ソウルフル低音ヴォイスが全編にあるのと同時に、このベッピン3人を揃えたお色気満載のジャケ&中写真。ダウンロード全盛になってゆく今後も、“アルバム”という現物盤で曲発表して欲しいのはこういう所に有ると思います。こういうベッピン達はプチ写真集仕立てにしたらもっと売れるかも。まぁ曲にはイメージするアイコンとなるジャケなり何なりが無いと寂しいもんです。ちゃいまっか?
内容のほうは冒頭のJermaine Dupriの「So Many Ways」からAllstarの「Only Love」までの強烈ミディアム3連発でいきなり合格印が迷うこと無くポンポン出ます。その中でもやはりBoss Productions(TRICKY STEWART & SEAN HALL)の「Slow Flow」は別格級。なお彼等の制作曲はハズレ無しの好仕事ぶりでココらは勿論、チル・アウト系での「L.A.D.I.」、Pop Soul感も心地良い「Girl On The Side」(←マジ最高)も実に心地良くこのセクシー姉妹をよく理解してると敬服です。また80年代活躍した女性グループ、クライマックスの「I'd Still Say Yes」はベイビーフェイス印のナイス・カヴァーで渋いとこ突きます。またJ.デュプリも負けじと切ないスロウ「Take Home To Mamma」で好トラック提供。SWV等でナイスな曲を連発していたAllstar関連では「What Does It Take」もかなりイイ出来。終盤もゆったり歌い上げる「In A Special Way」、「Never Say Goodbye」と飽きずに聴ける良い構成です。本編最後に登場するMasters At Work製作で9分以上に及ぶ「The Boss」はハウス・アプローチのダイアナ・ロス・カヴァー。こちらは好き嫌いの分かれるとこです。なおコブシ効かせまくりの日本盤ボーナストラック「24/7」も非常に良いので必聴。
「こんなヌケるアルバム、あんまりおまへんで。マスト!」
slow flow
Only Love
パゴス
TBありがとうございます