News Beat / The Mods * 1981 Epic Sony

20数年も前から熱いスピリットを絶やすことなく活動を続けるThe Mods。しかもメンバーチェンジもすること無く、不動の4人組で今もハイクオリティなアルバムを出し続けてる驚愕のバンドです。無論、リーダーであり最高のヴォーカリスト森山達也の決して立つ位置がぶれる事の無い強靭な精神力、Rock'n Rollへの愛情の賜物であってのことです。彼の生き方、センス、誰彼が簡単に真似することのできないダンディズムは私にとって一生リスペクトすべきものであり、プレスリーを敬愛する小泉首相のうちに重要無形文化財の称号を授与してもエエくらいの男前な存在です。はっきりいってそんじょそこらの人間とは“眼光”が違います。
ここに紹介するThe Modsの2ndは甲乙付け難いグレイトな1stと共に博多時代の重要作を収めた名盤。今も神輿かつぎで顔を合わすヤンキーな友達と当時聴き狂った思い出深いアルバムで、ライブ感を重視した名曲群は今もって魅了されます。森やんの威勢の良いカウントで始まるModsといえばコレの大傑作「ゴキゲンRADIO」、0.01秒の隙間しか与えず始まる「記憶喪失」の疾走感溢れる展開はMods史上最高のオープニングといえる完璧さです。「夜が呼んでいる」、「ハートに火をつけて」とお得意の哀愁あるメロディも炸裂のミディアム系に続いてグイグイ迫るリズムが素晴らしい「熱いのを一発」と非の打ち所全く無しです。後半も“心配すなるなよ、そこのBoy!”というフレーズに全国5千万人の若者が勇気付けられた「All By Myself」、激しさ満開の「ご・め・ん・だ・ぜ」、我がのバンドでも演りまくった「Crazy Beat」、危険な香りがたまらん「Do The Monkey」とエエ曲づくめであっちゅうまに終わりです。
「教室で意味も無くDo The Monkeyと、うなっていた中学時代。いっぺん会社で言うてみたろ」
ゴキゲンRadio
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フレ