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音系戯言

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008 Tacomax / SMAP * 1996 Victor

SMAPTacomax.jpg

 普通、下手な歌や演奏を見たり聴いたりすると胸くそ悪くなるのが世の常ですが、特別な人等もいるもんです。このスマップの連中は器に合わん金掛けたアルバム作り等が批判めいた事もありましたが、冷静に見てもずば抜けたエンターテインメント精神やプロ根性はたいしたモノ。ちょっとしたアーティスト気取りの連中なんかよりよっぽど見ていて気持良いです。“音楽”っていう文字の通り、何せ理屈ぬきに楽しいんですわ。そんなスマップの森氏がジャケに映る6人時代最後のアルバムは前作同様、N.Y.敏腕ミュージシャン全面参加のグルーヴィーな名作。本人達は参加してる人を知らずとも凄いアルバムです。
 マイケル・ブレッカーのテナー・サックスがうなるオープニング・インスト「Theme Of 008」に続いて、怒涛の強烈ファンク・ナンバー「気になる」は何とGo-GoバンドE.U.のウィリアム "Juju" ハウスが参加。タイトなドラムスが劇的に素晴らしい名品で、この頃のスマップお得意の日常共感ネタ的歌詞も秀逸です。続いてサム&デイヴ全盛時のスタックス・ジャンプ・ナンバーを彷彿させるシングル曲「俺たちに明日はある」はホーン・セクションもバッチリでWah Wah ワトソンのギターも効果的に鳴ってます。またヒットしたメロウ曲「どんないいこと」もアンソニー・ジャクソンのベースがしっかり屋台骨を支える中、フィル・ウッズの美しいアルト・サックスが光る作品で実に心地良いです。メンバー中、最もソウルを感じる木村拓哉が歌う「声をきくよりも」はデヴィッド T.ウォーカーのアノ音が鳴り響くメロウな佳作ですし、中居クンのアナーキーなラップが光る「Slicker's Blues」、キャッチーで親しみやすい「それじゃまた」など、他にも聴き所多し。そして最後を飾る「胸騒ぎを頼むよ」は後世に残る傑作。歌メロも素晴らしいですが、オマー・ハキム(ds) & ウィル・リー(b)のリズム隊もビシッと決まってるナイス・ミディアムです。
「記録から抹殺されつつある6人組スマップ。エエ録音残してます。」

Comments 2

iwapee

TBからやってきました

はじめまして。トラックバックからやってまいりました。
SMAP008は、私の中では当落線上だったんですよ、そんな有名なミュージシャンが参加してるとか詳しくないもので。。こちらのレビューを読んでまた聴き直してみます^^

2006-06-07 (Wed) 08:18 | EDIT | REPLY |   

ezee

コメントおおきにです。
確かに007の方が出来は良いですが、
曲の良さはこちらも負けない気がします。
有名ミュージシャン参加も素晴らしいですが
全然、名前負けしないスマップ!
流石です。

2006-06-07 (Wed) 23:45 | EDIT | REPLY |   

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