FC2ブログ

音系戯言

ARTICLE PAGE

The Soul Of A Bell / William Bell * 1967 Stax

 william belll

 投資計画の変更連続で会議も紛糾、加えてスタッフのPCR対応なんかでまじヘロヘロ。ほっこり夜に聴きたくなるのはオーセンティックなソウル・ミュージックです。伸びがある声が力強く、滑らかな歌い回しも心地良い、ウィリアム・ベル。常備薬みたいな、素晴らしい録音をメンフィス・スタックスの初期から後期に至るまで、数多く残してくれています。結局ぐるぐる回って、ココらに辿りつきます。昔のアナログ録音だからか、元々レンジが狭くて、なんとなく耳に優しいのもエエんです。実家には、昔買ったレコードでもありますが、たまには針を落として珈琲と美味しいパンケーキでも食しながら聴きたい良作。
 そんなことで、ルーファス・トーマスなんかと同じく、最初から最後までスタックスを貫いた男、ウィリアム・ベル。初期から重要シングルを多く録音して人気ですが、アルバムは67年の本作が1st。中でも超重要曲が「You Don't Miss Your Water」。近年、大統領の前でも披露した名曲。これぞサザン・ソウルの雛形になったとも言える61年珠玉の傑作で、ゴスペルとカントリーを融合したような暖かいハートフルな黒人音楽が形成されてます。元々はアルバム用の再録が入ってますが、配信やCDのボーナスでは更に素晴らしい61年シングル・ヴァージョンもしっかり味わえます。この曲を軸に前半A面はスロウ中心の構成。冒頭を飾るブッカーTとの共作「Everybody Loves A Winner」も、体の芯から暖まる素晴らしいバラード。ダン・ペンが書いた傑作でアレサの代表作ともなった「Do Right Woman--Do Right Man」や、オーティスの名唱であまりにも有名な「I've Been Loving You Too Long (To Stop Now)」など、有名曲のカヴァーは何れも好感触です。トゥーサン・マッコールの代表作「Nothing Takes The Place Of You」や、ブルーアイド・ドゥワップのカジノスがヒットさせた「Then You Can Tell Me Goodbye」などの渋いカヴァーも丁寧な歌い込みが心を震わせてくれます。アップテンポで固めた後半も聴きモノで、自作の「Any Other Way」は味わい深いナイス・ミディアムで本作ハイライトのひとつ。アイザック・ヘイズ作「It's Happening All Over」や「Never Like This Before」などリズム・ナンバーでの迫力も抜群です。盟友ブッカーTとの「Eloise (Hang On In There)」に「You're Such A Sweet Thang」といった、これぞスタックスといった趣きの土臭いリズム・ナンバーも実に素晴らしいです。 切れ味の良いベル氏のヴォーカルが、なんとも快感を導いてくれます。
「MG’sの地味ながら素晴らしいバッキングも絶品。スタックスを代表する1枚!」

「You Don't Miss Your Water」 at the White House


「Never Like This Before」


Comments 0

Leave a reply