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音系戯言

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Millie Jackson / Millie Jackson * 1972 Spring

Millie Jackson

  “ゲスの極み”といえば川谷絵音のセンス抜群のバンドですが、ソウル・ミュージック界においてはゲスで卑猥な言葉のステージで挑発しまくったジョージア出身のミリー・ジャクソン。とはいえ、色モンなんかではなくバリバリの本格派で、70〜80年代にソウル・クイーンとして活躍した大御所。ダイアナ・ロスなんかとは対極にあるような人です。90年代までコンスタントにアルバムも発表し続けた大御所で今もご健在ですが、こちらはミリーが20代後半にして頭角を表した名盤の誉れ高いデビュー・アルバムです。まだ清純さも感じる初期の作品はソウル・ファンの間でも人気抜群で、サザン・ソウルな味わいがなんともたまりません。
 最初にヒットしたシングル「A Child Of God (It's Hard To Believe)」は、ブルージーなバラードでドラマティックな大作ですが、それにも増して素晴らしいのが続いてシングル・ヒットとなった「Ask Me What You Want」や、「My Man, A Sweet Man」。軽快なテンポで歌われるダンス・ナンバーで、躍動感溢れるミリーのハスキー・ヴォイスが冴えまくってます。60年代のモータウンにも通じる、ポップなミリーが味わえ最高。アルバム冒頭のゆったりしたカントリー・テイスト「If This Is Love」や、グレイトというしかない「I Miss You Baby」辺りもかなりの高水準で、ディープ・ソウル・ファンの評価が高いのも納得。後半も「You're The Joy Of My Life」、「I Gotta Get Away」、「I Just Can't Stand It」とグラディス・ナイトなんかも感じる緩急をつけた絶妙の歌唱がグッと惹きつけます。この辺は何回聴いても飽きません。ラストはシャウト連発のファンク「Strange Things」で〆。
 現行版は本人了承のもと、MGM時代のシングル曲や69年の初セッションや別テイクなどの未発表を11曲加えた仕様でオススメ。デビュー・シングルという「A Little Bit of Something」は既に堂々の歌いっぷりで、後のブレイクを感じさせる器のデカい歌唱を聴かせます。後のファンキー曲「Hypocrisy」のアーリー・テイクも聴けますが、やはり本編の素晴らしさが際立ちます。
「格別の味わいな初々しい20代のミリー。ソウル愛好家のマストアイテムです!」

Ask Me What You Want


My Man, a Sweet Man


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2020-11-25 (Wed) 17:08 | EDIT | REPLY |   

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2020-11-27 (Fri) 08:20 | EDIT | REPLY |   

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