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音系戯言

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STANDARD / 矢沢永吉 * 2020 Garuru

YAZAWA BALLAD

 永ちゃんにハマる昨今。2020年は新作ではなくベスト盤です。またかよって思ったら、バラードのベスト。ロックンロールのイメージでずっと来た人ですが、私の中での名曲比率は完全にスロウに寄ってますので、コレは買いでした。今の感性でご自身でセレクトし、リミックスしたということなので文句はつけられません。ただ個人的にはバラードといえば70〜80年代、絶対入れて欲しかった曲も数多あり。“古いラブレター”は?、“Mr.T”は?“Lahaina”や“コカ・コーラ”は?となりましたが、これは第2弾があると踏んでいます。
 そんなことで永ちゃんスタンダードと題された本作。やはり、ただのベストではありませんでした。なんと2020年版の録り直し版まで入った力作。まず1stに収められていた感動の名作「安物の時計」。元の感動をそのままに半音Keyを落とし、あの素晴らしいストリングス・アレンジも継承しグレード・アップ。これは絶品。同時期では「キャロル」も同様に新録。ドラマ“アリよさらば”(イノッチやTOKIOとも共演)でのエンディング・テーマ「いつの日か」も新録。これもKey変更で渋みが増してます。伝説のBank Band共演版と同じくGのKeyでこれも素晴らしいです。お得意の半音進行が切なさを導く名曲。KAVACHでの「夕立ち」もモノクロームなテイストの激渋曲でしたが、新たに色彩が加わった感じ。そして「Tonight I Remember」はナラダ・マイケル・ウォルデンと共演した2000年ワールド・チャリティ・アルバムからの“ラスト・クリスマス・イヴ”の英詞版。スティーヴィー・ワンダーやアン・ヴォーグ、エンヤ、スティングと共に永ちゃんがアジアから唯一参加してました。そしてお楽しみのライヴ・テイクも聴きどころ。70年代シングル曲だった「引き潮」は、2007年のロック・オペラLIVEから。オルガンも映える「A DAY」は配信のみだった2017年ライヴ。そしてプレスリー彷彿のクラシック「アイ・ラヴ・ユー, OK」 は2018年ツアーからでDVDのみだったテイクです。
 既発リミックスは、オールド・ファンも納得した初期曲を98年アップデートの“Subway Express”からの「親友」や「チャイナタウン」なんかも嬉しい収録。個人的には必須だった「時間よ止まれ」や「Yes My Love」は当然必聴。83年の「ミスティ」なんかシティ・ポップとしても最高峰クラスの絶品曲です。美メロが光る92年「ホテル・マムーニア」、93年のメロウ・ソウルな大傑作「東京」も勿論収録。80年代中盤、アンドリュー・ゴールドと組んで打ち込みも取り入れた「棕櫚の影に」、もう10年たった“Rock'n Roll”からのナイス・ミディアム「未来をかさねて」や“Twist”からの激名曲でCMも印象的だった「HEY YOU...」等、痒いトコロに手が届く名曲集。
「さすがのキャリアに比例した名曲の多さ。どっぷり浸れます!」

STANDARD ~THE BALLAD BEST~


いつの日か with Bank Band



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