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音系戯言

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LOVE SONGS / 竹内まりや * 1980 RCA

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 9月も中旬。とはいえ豪雨に雷と、夏の終りな感触ですが、確実に時は過ぎています。純度の高いポップスで、荒んだ体を癒やします。9月にちなんだヒットを持つ、シティ・ポップの代名詞といえばこの人。まりやさん。落ち着いたアルトで、何とも耳馴染みのよい美声が魅力です。大ブレイクしたのが本作からのヒット曲でした。アーティストというより、半分アイドルみたいな感じでお茶の間でもお馴染みのシンガーってなご活躍でした。
そんなことで出世作「September」が入ったキュートな3rdアルバムです。からし色のシャツ〜追いながらぁ♪っていう松本隆の胸キュンな歌詞に、林哲司によるコレ以上ないっていうくらいのキャッチーで可愛いメロディ&アレンジ。季節の変わり目となるキャンパス・ライフの情景が、浮かび上がる素晴らしい曲です。これぞシティ・ポップ。そして次にベストテン・ヒットともなったCM曲「不思議なピーチパイ」は、その人気を決定的にした特大ヒット。安井かずみ&加藤和彦のペンによる、前作に一歩も引けを取らない名曲です。当時の資生堂CMキャンペーンにも起用され、世の中も大注目。毎回テレビでみる、ちょっとした振り付けも交えたキュートなまりやさんに魅了されました。終盤に控えたこのヒットパレード2曲がハイライトで違いありませんが、他も良い曲だらけ。キャロル・ベイヤー・セイガーの英詞による「FLY AWAY」、後の旦那である山下達郎作の心地良いシティ・ポップ「さよならの夜明け」、アマチュア時代からの盟友・杉真理による「磁気嵐」など、前半から洗練されたサウンドでまりやさんの伸びのある艷やかな声が堪能できます。林哲司によるスロウ佳曲「象牙海岸」、学生サークル時代からの安部恭弘とジャジーにスウィングする「五線紙」、オールディーズ・バラードな「ロンリー・ウインド」など飽きずに楽しめる仕組みです。まりやさんの自作曲「恋の終わりに」、「待っているわ」も既に高水準で、後者はスモーキー・ロビンソンっぽいオーソドックスなスロウでホッコリ。全編、洋楽っぽいです。
 現行仕様は81年、中野サンプラザ・ライヴが5曲追加。特にキュート極まりない「September」は必聴です。
「今も評価が崩れない素晴らしい楽曲。今も聴きまくってます!」

September (LIVE 1980)


不思議なピーチパイ




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