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音系戯言

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Positivity / Incognito * 1993 Talkin' Loud

Positivity in



いよいよヤバくなってきたコロナ第2波。名古屋・栄のテレビ塔やオアシス21も真っ黄色にライトアップされ、警戒モードになってきました。そんなことで、気をつけ身を律しながら家で聴きたいのが、90年代の生音ファンク復権で一翼を担ったインコグニートのイエロー・ジャケ代表作。50年代のジャズ、チコ・ハミルトン・クインテットのジャケをパロっているのもGood。楽器演ってる人等がついジャムりたくなる感じの美味しいバンド・サウンドが詰まりまくってます。ニュージャックからヒップホップ・ソウルが隆盛を極めつつあったU.S.シーンを尻目に、渋いアシッド・ジャズなるファンク・サウンドが面白かったU.K.の音でした。基本的に、80年代のシャカタクやらシャーディーとかの流れにあるような音で、今注目のシティ・ポップ同様に70年代以降のソウル影響下での△7やm7、ベース音をお洒落に繋いだ分数コードを多用しまくった“少しイキったファンク”。まぁ気持ちよさ満開です。
 そしてこの代表作は、アメリカ出身の女性ヴォーカリストで、スティーヴィー・ワンダーのコーラスもしていたメイザ・リークが参加しているのが人気の所以。リーダーでギタリストのブルーイの盤石なサウンド構築に加え、面子も良い曲も揃ったので必然的にブレイクです。象徴的な大ヒットが有名な「Still a Friend of Mine」で30年近く経った今も不変の名曲。シンコペをきかせたグルーヴィーなサウンドに、ソウルフルでスモーキーなメイザと男性Voマーク・アンソニのスムーズな歌声が光ります。重厚なコーラスも気持ち良し。お得意のラテン・フレイヴァも散りばめた「Smiling Faces」、これぞアシッド・ジャズ的な「Where Do We Go from Here」、打ち込みがアーバンなテイストを醸し出す「Positivity」と、クオリティの高い曲を連発。まさにシティ・ポップな「Pieces Of A Dream」から、シンプルなつくりの「Talkin' Loud」に続いては、カッコいいインスト「Thinking About Tomorrow」。シャフトなブルーイのカッティングも光ります。異色では、レイ・ヘイデンが絡んだ打ち込みダンス曲「Do Right」みたいなのもあります。これまたベースがカッコいい「Inversions」や、「Better Days」などインスト曲も充実です。久々にこういうなのを聴くと真似して、ちょっとベースラインを際立たせて、ラテンっぽくしたような曲をつくりたくなっちゃいます。
「ソウル流れの人も、フュージョン流れの人も、色んな人等にウケまくった老舗UKファンク。センスの塊!」

Still A Friend Of Mine


Where Do We Go From Here



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