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音系戯言

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Merry Clayton / Merry Clayton * 1971 ode

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 「あ〜もう、はよ外出て、遊びにいきたい!」、写真で一言ジャケです。辛抱が必要な最終段階は理解します。でも自粛も飽きてきたというか、ストレスフルやなぁというのが正直な感想でしたが、いよいよニューノーマルの名の下で人々は動き出してます。自身の会社もいろいろと対策に追われましたが、首都圏に先駆け会社も新たに再始動です。そんなことでメリー・クレイトンの2ndアルバム。レイ・チャールズのレイレッツ出身で、ロック・ファンにも“ギミー・シェルター”のデュエット・パートナーとして知られていてる人。近年は映画「バックコーラスの歌姫たち」の出演でも脚光を浴びたシンガーです。メリーの聴き応えある良いアルバムでも聴いて、本来の出勤仕事も少しづつ再スタートです。
 プロデューサーはキャロル・キング“つづれおり”でお馴染みのルー・アドラー。メリー自身も“つづれおり”にはコーラス参加していましたが、本作のアレンジャーでキャロルがビリー・プレストンと共に参加。職人集団デヴィッド・T・ウォーカー(g)、ウィルトン・フェルダー(b)、ポール・ハンフリー(ds) 、ジョー・サンプル(key)等の手堅いバッキングも注目です。当時のトレンドか、結構フォーキーな曲のカヴァーを取り上げていて、いきなりニール・ヤングの「Southern Man」が登場。当たり前ですが、すっかりソウル・エッセンスに浸された仕上がりになってます。ジェイムス・テイラーのカヴァー「Steamroller」は本物のブルース・テイストで昇華。迫力あります。しかし最も素晴らしいのがキャロル・キングの書き下ろし作品。キャロル自身が歌う姿も想像してしまう「Walk On In」、デヴィッド・Tのプレイも絶品としか言いようのない「After All This Time」、ゴスペル・チックな「Same Old Story」と、3曲の何れもが実に素晴らしいです。また、よりゴスペル要素をコーンフレークで嵩増しした「Sho'Nuff」はビリー・プレストンの提供曲。そして当時のポップ・ソウル・グループだったフレンズ・オブ・ディスティンクションのヒット・カヴァー「Love Me Or Let Me Be Lonely」は最高の出来。エレピとコンガのイントロからして胸踊るアレンジで、原曲よりソウル指数が格段にアップです。いろんな人も演ってるレオン・ラッセル「A Song For You」も、いち早くカヴァーで、かなりドラマチックな仕上がり。先日、惜しくも亡くなったビル・ウィザースのカヴァー「Grandma's Hands」も原曲のブルージーさは損なわずに圧倒的な歌唱力で魅せます。有名カヴァーに隠れがちですが、ニューソウル的なゴスペル「Light On The Hill」やリオン・ウェアのペンによる「Whatever」あたりも本作の裏ハイライト。
「ちょっとづつで、かまへん。さぁ活気ある日常、戻ってきてくれ!」

After All This Time


Love Or Let Me Be Lonely


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