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音系戯言

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One World: Together At Home / Various Artists * 2020 Grobal Citizen

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 世の中の平和があってこそ、音楽やらエンターテインメントが成立するのですが、決して有事にも無力ではないと感じることができたのがアーティスト結束での力強い鼓舞。かつてはアフリカ飢餓ライヴ・エイド、ハリケーン“サンディ”の被災地救済のコンサート等、ここぞという時に勇気を与えてくれる歌力も捨てたもんやないです。しかし過去と大きく違うのが、今回のパンデミック脅威は人と人をも引き離すってこと。ライヴで人が集まったり、演奏で人も集まれない状況。そこで注目なのが各自家からのテレワークならぬテレコンサート。Webで同時演奏ってことまで今では可能になってます。しかしこういう時は、本当の名曲だけが持つ歌力が再注目されます。錚々たる面々による東日本大震災のときの坂本九“見上げてごらん夜の星を”も素晴らしかったですが、先日に上白石萌音と各地のミュージシャンがコラボした小坂明子の“あなた”や、南アフリカ“ビコマナ”のMISIAなんかもマジ泣けます。日本が誇る名曲やと再認識しました。この流れで“田園”とかも聴きたいです。そして先日、新型コロナウイルス感染症との戦いを支援する形で、WHOと非営利団体のグローバル・シチズンがストリーミング・コンサート“Together At Home”を開催。なんと140億円、集まったそうです。TVでも放映されましたが、アップルやスポティファイでも早速アルバム化されてます。
 提唱者Lady Gagaによるナット・キング・コール・ナンバー「Smile」でスタート。ビル・ウィザースを追悼したStevie Wonder「Lean On Me & Love's In Need of Love Today」、医療従事者たちにエールを送ったPaul McCartney「Lady Madonna」、力強い歌声で魅了したElton John「I’m Still Standing」Sheryl Crow「Everyday Is a Winding Road」など馴染みのベテラン組も嬉しい参加。Keith Urbanのスティーヴ・ウィンウッドのカヴァー「Higher Love」では、嫁さんのニコール・キッドマンも登場です。母娘テレワーク共演となったAnnie & Lola Lennox 「There Must Be An Angel」もナイスでした。そして個人的ハイライトはこの2020年に君臨したThe Rolling Stones「You Cant Always Get What You Want」。4人、別場所からのテレワーク演奏で健在ぶりをアピールです。チャーリーの笑顔も見れ結成60年に向け前進です。 John LegendとSam Smith共演のクラシック「Stand by Me」、ヒップ・ホップからも重鎮Common「God Is Love」、豪華な家がよく分かったJennifer Lopez「People」なんかも見どころ。Billie Joe Armstrong「Wake Me Up When September Ends」は、いつものパンクなグリーン・デイとは違いアコースティックで聴かせます。美しいデュエットShawn Mendes & Camilla Cabelloでのサッチモ名曲「What a Wonderful World」、パール・ジャムEddie Vedderがオルガンで独唱する「River Cross」もグッときます。人気司会者のJimmy FallonThe Rootsを従えた「Safety Dance」では医療関係者も楽しくダンスしていて、なんかホッとします。旬の人達も登場で、Billie Eilishはなんとボビー・ヘブの「Sunny」、アメリカの渡辺直美で大ブレイクのLizzoはサム・クック名曲「A Change Is Gonna Come」を披露。苦境に立たされた社会に熱く響きます。そして変わらず圧巻の歌声を聴かせてくれたJennifer Hudsonはレナード・コーエン名曲「Hallelujah」を披露。これもテレワーク・コーラスが実に感動的です。
「訃報も増えてきた新型コロナの猛威。様々な感染症に打ち勝ってきた人間の強さを信じます!」



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