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音系戯言

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Bitter Grooves -pre-AOR styled SOUL- / Various Artists * 2018 P-vine

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今までに無い経験を強いらされる新型コロナの猛威。当初は我慢すれば過ぎ去る台風のようなものかと思いきや、人間社会に居座って経済活動も大打撃、最悪の様相です。各地でライヴやバンド活動さえ阻止。そんななか、飲みにいくのも控え、密閉、密集、密接を避けて家に居ろってことなので、久しぶりにじっくりギターでも弾いてみようかと計画中です。新しい弦も買ってみます。一方で、アーティスト側も配信などでパフォーマンスしてくれる人も出てきてるようです。
 そんなことで休みの外出も最小限にして聴いていたのがビター・グルーヴス。これは今、注目となっているシティ・ポップスAORにも通じるソウル・ミュージックをまとめたナイスなコンピレーションです。お馴染みの音源もありますが、基本レア・グルーヴ系ばっかでかなりマニアックな選曲。しかし洒落た感覚のナイス・グルーヴばっかで一気に気持ちよく聴けます。まずもって最高すぎるのがA Trainなるルイジアナの白人・黒人混成バンド「Baby Please」。AOR的ですが実にファンキーな78年産で、一気に気持ちが高まります。マイアミTKの77年産Chocolateclay「Free」はコーラスも美しい洗練ファンク。そしてジャズ畑からのTed Coleman Band「Can You Feel It」は以前から評判の大人気ナンバー。ヴォーカルは淡白ですが、グルーヴはウネりまくりで凄いです。数年前に発掘されたMaster Plan Inc.「Try It, You'll Like It」JB's的なクール・ファンクで魅せます。メジャーどころからもThelma Houston「Summer Nights」あたりは流石の貫禄の上手さ。続くSylvia Striplin「Look Towards The Sky」も含め、ともにシティ・ポップス的な心地良さが炸裂です。そしてベティ・ライトの兄、Milton Wrightは知的な75年モノ「Keep It Up」。こちらはビル・ウィザース的な渋さが光ります。オハイオのグループTimeless Legendの次は、ジャズ・シンガーPenny Goodwinのフルート&エレピも絡みつく74年マーヴィンのカヴァーWhat's Going On」、ハワイのソウルマンL'il Albert「Outrageous」あたりクールに聴かせます。激ソウルなLee McDonaldの「We've Only Just Begun」カヴァー、長年レア盤だったPeople's Pleasure「Dreaming Our Lives Away」と華麗な展開もなかなか。70年代のSSWであるMatthew Larkin Cassell「Fly Away」や、スティーリー・ダンのカヴァーをキメるJames Walsh Gypsy Band「The Caves Of Altamira」も高品質で、AOR的な肌触りでもあり。終盤はマーヴィン・ゲイ的なグルーヴがたまらん78年Leo's Sunshipp「Madame Butterfly」から、最後はプリンスとも関係が深いミネアポリスのThe Lewis Conection「Got To Be Something Here」でスウィートに〆ます。
「外出自粛のストレス軽減にも聴きたい至高のグルーヴ!」

"A" Train - Baby Please


Leo's Sunshipp - Madame Butterfly


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