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音系戯言

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Gasoline Alley / Rod Stewart * 1970 Vertigo

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  だんだん寒くなってきました。枯れたロッドの声が、交渉決裂となり打ちひしがれる傷心の身に染みます。そんなことで、ロッド・スチュワートが好きなら避けて通れないセカンド・アルバム。例によってフェイセズのメンバー全員がウロチョロしているロッドのソロ名義アルバムで、フェイセズ時代のライヴでも重要レパートリーの曲がしっかり入ってます。
 まずロッドの歴史の中でもかなり上位にくる絶対的名曲「Gasoline Alley」でオープニング。極めて英国的で、マンドリンやスライドを絡めてフォーキーな仕上がり。ロッドとウッディの共作で、このテイストで翌年には傑作”Maggie May”も発表します。まさに脂が乗りまくりの時期です。そしてロッキンで豪快な「It's All Over Now」が登場。フェイセズのライヴでもオープニングでよく演ってた、パーティ・チューンで、もちろんオリジナルはボビー・ウォマックのヴァレンティノス。ディランのカヴァーで秋によく合う味わい深さの「Only a Hobo」の後は、ロニー・レインのベースが引っ張り、イアン・マクレガンのオルガンがアーシーに絡む「My Way of Giving」。こちらは前身のスモールフェイセズ時代の再録で、全くの純正フェイセズ・メンバーの5人で録られてます。エルトン・ジョン&バーニー・トーピン作の「Country Comforts」も極めてフェイセズ的なスロウで、ウッディのGソロも含めすごく良い味が出ています。フォーキーにR&Rする「Cut Across Shorty」はエディ・コクランのカヴァー。「Lady Day」と「Jo's Lament」はロッドが単独で書いたオリジナルで、アコースティックなアレンジと、ロッドのハスキーな声が哀愁二倍増しの構図を生み出す、素晴らしい流れです。最後はリトル・リチャードの「You're My Girl (I Don't Want to Discuss It)」で、こちらもストライキで不参加のイアン以外はフェイセズのメンバーがフルで参加。ファンキーな感触も加え。ハードなロックに仕上げてます。そしてリイシュー盤には「It's All Over Now」のシングル・テイクも収録で、全く別の録音となりますが、こちらも相当カッコよし。
「ロッドがブリティッシュの匂い、プンプンの時代。秋の夜長に!」

Gasoline Alley



It's All Over Now


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