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音系戯言

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Dressed to Kill / Kiss * 1975 Casablanca

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しれっと2020年。商況はまだ増税後の弱含みを感じますが街は人でいっぱい。そんななか、毎年ケチつけながらも年末の紅白を端折って見ました。ビートたけしも良かったけど、ずっと出ていたニューイヤーロックでも歌って欲しかった感じ。そしてビックリしたのがKISSが登場。日本のTVなのでYoshikiをメインに据えてのコラボって形でしたが、代表曲“Rock and Roll All Nite”が、日本列島に響き渡ったってのはなんとも素晴らしいことです。1970年代からの活躍で、もう大ベテラン。ツアーを続けるのも大変ってことでいよいよ本気で引退のようです。エンタメとはいえ、あの派手な演出、重装備となるコスチューム、ラウドなシャウトの連続となると夢を壊さないためにも賢明のような気もします。ストーンズのように枯れたブルース・アルバムってワケにもいかないですので、ロック・レジェンド達も引き際が大変です。
 そんなことで、最高すぎるライヴ・アルバムの前に出されたシンプルな初期ロックンロール・アルバム。70年代のブラウン・シュガー的なストーンズや、ハンブル・パイモット・ザ・フープルとかと変わらないストレートなロックの魅力が味わえます。冒頭ポール・スタンレーが歌う「Room Service」からして、キャッチーなサビもあって一発でノセてくれます。ジーン・シモンズの「Ladies in Waiting」も同様で、初期のグラム・ロック的な分かりやすさがエエ感じ。なかでも「C'mon and Love Me」は名曲で、ライブ盤でもよく聴きましたヨ。エース・フレイリーの美しいアルペジオから、ヘヴィな展開になる「Rock Bottom」や「She」なんかはレッド・ツェッペリン並みのハードなリフでも勝負です。曲量産時期だったので「Getaway」や「Love Her All I Can」など、少し安易な曲もありますが、すべて吹き飛ぶのがバンドのアンセムとなった「Rock and Roll All Nite」。スレイドに影響を受けたポールとジーンが各々の曲を合体させできた奇跡のようなコノ曲。みんなで大合唱できるサビ、しっかりドライブするベース・ライン、海馬を直撃するメイン・ギター・リフと完璧な構成です。エースの一回聴いたらコピーできそうなシンプルで最高なGソロも加わったライヴ版がさらに最高でココで完成形となります。後進に大きな影響を与えまくった1曲となりました。
「ロックン・ロールは不滅だと思わせてくれる金字塔。2020年代もスピリッツは永遠!」

Rock and Roll All Nite






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