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音系戯言

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Al Green Gets Next to You * 1971 Hi

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 スポーツも盛り上がる秋ですな。野球ではクライマックス〜日本シリーズときわどい展開になっていましたが、ラグビーW杯は熱い戦いが繰り広げられ、にわかファンとなった私も熱くさせてもらいました。平尾・ウィリアムス・大八木を擁した神戸製鋼の時以来、しっかり見ました。そんな中、肌感も少しづつ秋らしい感じにもなってきて、少し切ない感じ。ここは黒人音楽がソウルと呼ばれた頃のスター、アル・グリーンの沁み入る歌声でほっこりしてみます。
 そんなことでハイ・サウンドが独特の味を出してきた頃の良質な作品。ドラムスはアル・ジャクソンにハワード・グライムス。ティーニー・ホッジス(g)を軸にしたホッジス兄弟があのイナタいサウンドがばっちり聴けます。アル師匠が"Let's Stay Together”でスタイルを完成させる前、地声バリバリでワイルドで歌ってた頃のです。その初期の絶品ソウル「Tired of Being Alone」が収められたのは、このアルバム。ハイ・サウンドの素晴らしさと、アル・グリーンの歌唱がしっかりジャストミートしたのがコレから。まさに完成形ハイ・サウンドの代表的傑作で、シカゴと共に録った名演も存在します。まだまだ自作曲は半分ほどしか入ってませんがその中のズバ抜けた名曲。他では、ファンクに目配りした「You Say It」、ワウを使ったサイケな感触「Right Now, Right Now」や「All Because」など、ハイ・サウンド自体もまだ少し粗い感じ。典型的な南部産ソウルとなった「I'm A Ram」あたりは、クール極まりない全盛期ハイの片鱗を感じさせ良い感じです。他はカヴァーで、テンプスの「I Can't Get Next To You」、フレディ・スコットAre You Lonely for Me, Baby?」、ジュニア・パーカー「Driving Wheel」など、試行錯誤な感じもあります。その中でも、ソウル・スターラーズ「God Is Standing By」、ドアーズ「Light My Fire」あたりはハイ・サウンド名選ってプレイリストを作るなら入れたい曲です。またボートラはシングルB面だった「Ride, Sally Ride」や、The Harrison Brothersの名曲カヴァー「I'll Be Standing By」といった曲で、初期ハイの香りを感じさせます。「True Love」なんかも、力強い歌唱も含めカッコよい仕上がりです。
「ハイ・サウンドとイコールになるソウル職人のブレイク作。初期の力作!」

Tired Of Being Alone


God Is Standing By




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