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音系戯言

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Straight from the Heart / Patrice Rushen * 1982 Elektra

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 急に駆け込みだしてきた、増税前商戦。市況も良くなってきたのでココは軽快グルーヴ、褐色の松たか子として鳴らしたパトリース・ラッシェンです。現在もセッション・ミュージシャンとして敏腕ピアニストぶりを発揮されているようです。元々プレスティッジから純粋なジャズ・アルバムでデビューした人ですが、70年代後半から80年代はファンク、R&Bのフィールドでご活躍。ポップな歌声も披露しながら、クールなグルーヴ・メイカーとして重要曲を数多くリリースしてくれてます。90年代はさらに二次利用としてヒップホップ勢にもガンガンにサンプリングされ名声を高めました。そんなパトリース嬢、82年のブギーな秀作がこちら。殆どの曲がサンプリング・ネタになった優良グルーヴの宝庫みたいなアルバムです。
中身は代表曲「Forget Me Nots」からクールなグルーヴが炸裂。映画メン・イン・ブラックのタイトル曲でウィル・スミスが改作してライムしたのが有名です。フレディ・ワシントンのファンキーなベース・ライン、ハンドクラップ、エレピが絶妙な絡みを聴かせます。続く「I Was Tired of Being Alone」(←アル・グリーンは関係なし)に「All We Need」も、極上の上トロ・グルーヴ。ポール・ジャクソンjrのファンク度高いGカッティングとホーンが、後者はロイ・ギャロウェイの熱いサポート・ヴォーカルも冴えまくり。そしてインストの「Number One」です。これも快感まっしぐらの極太シティ派ブギー(←意味不明)で大満足です。ファンキーな中での、貴女が奏でるピアノ・ソロがハービー・ハンコックみたいで興奮です。後半戦は「Where There Is Love」はメロウで妖しい雰囲気で、グッとシフト・チェンジ。こちらのメロウなグルーヴもあちこちで引用されました。ブレンダ・ラッセルと書かれた健康的なストレート・ブギー「Breakout!」、シリータ・ライトと書かれたスロウ「If Only」と、貴女のヴォーカルも色んなスタイルで楽しめます。また、メアリー・J・ブライジが取り上げ有名になった「Remind Me」も本作では最も知られた曲。もうあまりに色んなところで使われてるので、初めて本作を聴いた人でも絶対どっかで耳にしてるグルーヴ。実にクールでシビれます。そして〆はブラジリアンな「(She Will) Take You Down to Love」。
「今また、ブギーを欲する時代。良いものは年数が経過しても、腐食しません!」

Forget Me Nots


Remind Me


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