FC2ブログ

音系戯言

ARTICLE PAGE

Look Out for #1 / The Brothers Johnson * 1976 A&M

MI0000616044.jpg



 青天をバックに、恍惚の表情でジャケに収まるジョンソン兄弟。たまりまへんなぁ。サンダー・サムというプロレスのリングネームにもなりそうな異名を持つ、炎のスラップ・ベーシスト、ルイス・ジョンソンと、ライトニン・リックス(稲妻フレーズ)とは言うものの、取りようによってはエロい異名を持つギタリスト、ジョージ・ジョンソンの二人が、悪徳興行師(←嘘です)クインシー・ジョーンズにそそのかされてつくったデビュー作にしてヒット作。ハーヴィー・メイソン(ds)やデイヴ・グルーシン(Key)、リー・リトナー(g)など凄腕仕事人も多数参加。フュージョンっぽいっていうか、クインシーのやろうとしていたメロウでジャジーなソウルの流れにあるサウンドです。これは、ルイスもバリバリで参加したマイケルの“Off The Wall”なんかにも通じます。いわばソフィスティケイテッドされたAOR的シティ・ファンク。アーシーな土着ファンクではありませんが、コレはコレ。実にクールです。
 まずはなんと言っても「I'll Be Good to You」。最初に聴いたのは、後にクインシーがリーダー・アルバムでレイ・チャールズとチャカ・カーンを迎えてカヴァーしたNJSヴァージョンでした。こちらのオリジナルもセンス抜群のアダルトなグルーヴ。そして自分たちのニックネームをそのままタイトルにした「Thunder Thumbs And Lightnin' Licks」でファンキーなインストをかました後は、最高というしかない一流ファンク・ナンバー「Get The Funk Out Ma Face」が登場。このスマートなグルーヴ、気持ち良すぎやろ〜となっちゃいます。メロウでまったりインスト「Tomorrow」に続く、「Free And Single」はアーシーな感触が腰にくるナイス・ファンク。こういったファンクは文句無しにノレます。カヴァーはビートルズ「Come Together」がありますが、なんちゅうことない出来。話題性を上げるためやったのかも。いかにもクインシー的なメロウ・テイスト「Land Of Ladies」の後が、ハイエンド・ファンク「Dancin' And Prancin'」。緩急の付け方が、なかなか洒落てます。ラストはスライの流れを汲んだようなスロウ・ファンク「The Devil」で〆。
「スムーズにイカしてくれる恍惚兄弟。アイスクリームのお供に!」

I'll Be Good to You



Get The Funk Out Ma' Face/Stomp!



Comments 0

Leave a reply