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音系戯言

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Rock and Roll Circus / The Rolling Stones * 1996 Abkco

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  猛威を振るう最大級台風がまたも襲来、新幹線さえも終日ストップ。最小限の被害を祈りつつ、休業となった今日は連絡網だけ注視しながら家で待機です。そんな中。じっと聴いてたのがストーンズが1968年に制作したTVショー、ロックンロール・サーカス。制作から30年近く経って、ようやく公開され今ではリマスター、拡大版も出ています。が、ファンにとってはブライアン・ジョーンズ期最後のストーンズが見れる映像&音源としてなんとなく切ない作品。今のストーンズが完成形となったのが1968年ジャンピング・ジャック・フラッシュの誕生の時であり、その時、かろうじてブライアンはいたのです。アーシーなサウンドとなったストーンズに、初期の象徴みたいなブライアンの存在は少し違和感ですが、ジャンピング・ジャック・フラッシュのPVを見れば明らかなようにビジュアル的には猛烈にハマっているんです。でも皆との仲は最悪やったみたいで、制作監督に電話で「もう撮影に行きたくない」とか「疎外感を感じる」と半泣きで訴えてます。マリアンヌ・フェイスフルも「メンバーのブライアンに対する仕打ちは見てられないほど酷かった」と語ってます。ブライアンにもそこまでに至るような行動が、ミックやキースに対してあったのかもしれないし当事者でないと分からないので何とも言えませんが、間違いなく相当な軋轢があったようです。
 とはいえ最重要アルバムと思ってる“Beggars Banquet”が産み落とされた時に作られたTVショー。ラフながら貴重な音源です。そもそも何故、長い間お蔵入りになってたかというには、ストーンズ自身が演奏に満足いってなかったということらしいですが、コレはコレでい充分カッコいいTVライブやと思います。「Jumpin' Jack Flash」、「Parachute Woman」とラフながら新曲中心に進みますが、特筆すべきは、やっぱ名曲「No Expectations」。最後のキース&ブライアンの絡みが聴けます。曲を味わい深くしているのがブライアンのスライドであること言うまでもありません。泣けます。まだリリース前だったホヤホヤの新曲「You Can't Always Get What You Want」でバックにブライアンがいるのも新鮮。これが出た時、既にメンバーではなかったですから。圧巻の「Sympathy For The Devil」ではミックも絶好調。最後の「Salt Of The Earth」のバックトラックはカラオケを使用です。
確かにストーンズを食っちゃうほど圧倒的だったと言われたThe Who「A Quick One While He's Away」は物凄い演奏で、すでに“The Kids Are Alright”のサントラで聴いたときからブッ飛んでましたが、いま聴いてもエゲツないです。奇跡のパフォーマンスともいえる、一体感抜群のド迫力で、コレを聴いて本作自体をボツにしたって噂もあながち本当かもって思っちゃいます。Taj Mahal「Ain't That A Lot Of Love」や、ジョン・レノン、エリック・クラプトン、ミッチ・ミッチェルにキースがベースで加わったThe Dirty Mac「Yer Blues」も聴き応えあり。リハーサルでは「Revolution」も演ってます。
「ブライアンもジョン・レノンもキース・ムーンもいた50年前の熱い記録。ロックしてます!」

You Can't Always Get What You Want


No Expectations


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