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音系戯言

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2nd Wave / Surface * 1988 Columbia ‎

2nd Wave



 サーフェスっていえば、ウィンドウズPCですが30年前はサーフェイス。軽い感じのお手軽R&Bみたいな感じに見えながらも、メチャメチャしっかりできた80年型ソウル・ミュージックの完成形みたいな作品です。当初はソングライティング・チームでしたが、自らもデビューして成功した、演奏もコーラス・ワークもバッチリの3人組。エド・タウンゼントの息子でサンライズとかアイズレーBrosのバック(G&Key)で活躍もしたデヴィッド・タウンゼント、マンドリル等のファンク・バンドでベーシストだったデヴィッド・コンレイに、セッション・シンガーとして信頼が高かったバーナード・ジャクソンが合流してできたグループ。繊細なバーナード氏の歌声が、決して暑苦しくないベイビーフェイス的なスウィート・ソウルを高次元で構築してくれてます。
 そして有名な本作。なんと言っても傑作スロウ「Shower Me With Your Love」ですわ。美メロ、美コーラス、しなやかなエレピ音が光りまくるエヴァーグリーン曲です。70sコーラス・グループのような感触でいて、ずっと洗練されているアレンジが気持ち良すぎ。正直ずっとコノ曲しか知らないくらいでしたが、この際立った名スロウ中心になんとも耳心地のよい秀作です。「Closer Than Friend」、「You Are My Everything」もR&Bチャートで連続して1位になるなどスロウ、ミディアムと大ヒットをどんどん送り込む活躍です。そして語りも甘く迫るバラード「Can We Spend Some Time」や、流行となりつつあったNJSを取り入れたダンス曲「I Missed」と、他にもシングル・ヒットを本作より量産です。アルバム前半でエエ曲、かため打ち。後半はラップも導入のファンク曲「Black Shades」が勢いありますが、スロウに比較するとやや凡庸な感じもしちゃいます。レジーナ・ベルもゲストで参加の「Hold on to Love」は、バイ・オール・ミーンズとかも演りそうなアダルトなソウル。ここでもツボを突いたコーラス・ワークの美しさがやはり絶品です。最後を〆る「Where's That Girl」もエレクトリック・ファンクですが、キャメオとか比べると毒気がない感じでちょっと物足りません。でも一時は陳腐化しまくったサウンドかもしれませんが、今聴くと逆に新しい感じさえします。この頃のクボタなんかにも通じうる、完成度の高いサウンドがたまらんです。
「クソ暑い夏、熱中症予防にサーフェイスのクールなシャワー。効きまっせ!」

Shower Me With Your Love


I Missed


Comments 2

hiroo

Surface

Surfaceは夏にもってこいのグループですよね。ブラジリアンでないしハワイアンでもないので、爽やかってな音ではないのですが、あっさり加減がいいです。Japanese Onlyのアルバムも必聴ですよね。

2019-08-29 (Thu) 23:59 | EDIT | REPLY |   

ezee

★hirooさん
 やっぱバーナード・ジャクソンの歌。あっさりしててよろしいですわ。
 流石、なかなかのプロ集団でしたね〜

2019-08-30 (Fri) 02:38 | EDIT | REPLY |   

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