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音系戯言

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Light Mellow Paradise / Various Artists * 2014 Univasal Music

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 ようやく長雨も終わって蒸しっと暑くなってきました。朝の日差しがある爽やかな時間帯にもガッツリ音楽も浴びたいという時は、やはり最高のコンピ、Light Mellowシリーズ。現在、海外からも注目が高いという日本産シティ・ポップスです。70年代後半くらいから80年代での洗練されたポップス、ロック、ソウルをクロスオーバーする今からしても洒落たサウンドです。もちろん当時の洋楽に影響を受けた国産メロウですが、当時の皆が知ってるメジャーなアーティストから殆ど売れなかった音源までを今の視点でチョイス。これは夏空の下でも気持ち良く聴けちゃいます。
 このシリーズの楽しいのが「えっ、こんなエエ曲あったん?」という、自分がティーンの時に知らなかった隠れた名曲がガンガン収録されてるトコ。冒頭から、太陽を感じさせるGカッティングが気持ち良すぎの岩崎元是&WINDY「胸いっぱいのマーガレット」で軽快な気分に。パラシュートでも活躍した井上鑑アレンジの逸品です。その井上氏の冴えわたるアレンジが聴けるのが、79年かとうはつえ「朝のコラージュ」や、絶品と言いたい78年りりぃ「水鏡のなか」。これは最高すぎます。また作曲家・アレンジャーとして有名な林哲司の77年人気曲「Rainy Saturday & Coffee Break」や、75年石川セリ嬢の「フワフワ・WOW・WOW」は和製フリー・ソウルな雰囲気にもグッと惹かれます。学生時代に竹内まりやとも活動していた杉真理「君のParadise」はハーモニーの効いたサビが絶品。そしてコレは私でも知ってた傑作、77年の尾崎亜美「マイ・ピュア・レディ」。松任谷正隆を中心にティン・パン・アレーの演奏も最高です。余談ですが尾崎亜美自身は京都出身でたかじんのバックバンド経歴もあり、親近感わきまくり。昨今のシティ・ポップス・ブームの中心にいる大貫妙子は2005年の「One Fine Day With You」が収録。エヴァーグリーンな癒やしのアレンジも好感です。78年小林泉美 & Flying Mimi Bandの「サマー・ワイン」や、AORな女性デュオで79年のTina「Newport Bay」あたりのボッサな雰囲気も涼しげです。79年の紀の国屋バンド「クリスタル・マジック」は高崎昌子が歌う、アレンジャー清水信之のユニットで疾走感あるアーバン・ソウルで最高です。高野寛の94年作「夢の中で会えるでしょう」は坂本教授のアレンジも冴えまくる、スモーキーのソロ作を想起させる名曲。翌年にコノ曲をカヴァーもした78年ザ・キングトーンズ&マリエでの「Let's Dance Baby」や、77年のマザー・グース「貿易風にさらされて」など山下達郎関連のグッジョブもさりげなく収録です。一方で、こんな機会でないと耳にしないベテラン・バンド、センチメンタル・シティ・ロマンスの77年作「僕だけのメロディー」もナイス・アレンジが光る逸品。終盤では「接吻 kiss」が登場で、いわずもがなのオリジナル・ラブの93年出世作。70年代からの名曲と違和感なく同居してます。
「よ〜く乾いた洗濯物を畳みながら聴きたい、知られざる日本の名曲集!」

マイピュアレディ /尾崎亜美




Let's Dance Baby/ザ・キングトーンズ&マリエ




Comments 2

片山ニク

シティポップスブーム続いてますね〜
そういや最近、庄野真代の中古レコード買いました よく聴いてます😙

尾崎亜美がたかじんのバックやってたのは
知りませんでした 想像すると楽しいですね

しかし暑くなってきました
体調にはお気をつけて!

2019-07-31 (Wed) 19:48 | EDIT | REPLY |   

ezee

No title

★片山ニクさん
 まいどです。
 流行りに乗って、涼しげなシティ・ポップスですわ。
いやほんま、急な暑さでバテまんな。どうぞご自愛ください!

2019-08-02 (Fri) 01:37 | EDIT | REPLY |   

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