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音系戯言

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Revamp: Reimagining The Songs Of Elton John & Bernie Taupin * 2018 Virgin EMI

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 今や飛ぶ鳥を落とす勢いのクリエイティブ・ディレクターであり、グッチ復活の立役者となったのがアレッサンドラ・ミケーレ。エルトンの若き時代から、音楽も凄かったけど、ユーモラスでクレイジーでド派手だったエルトンの衣装にもインスピレーションを受けたそうで、近々のツアー衣装のデザインもミケーレが担当です。そんな今に旬の人達にも絶大なる支持を受けるのが凄いエルトン・ジョン91年のトリビュート盤もグレイトでしたが、昨年の出た今旬の若いアーティストによるトリビュートも負けず劣らずの内容です。ほんまに素材がエエと、どんな調理しても美味い典型のような名演集です。
 そんな2018年盤トリビュートのトップはバウンシーなElton John, Pink and Logicでの「Bennie and the Jets」。かつてからヒップホップ好きでコラボも多々あったエルトンも自らコーラス参加した新鮮な一撃。Coldplayによるバラード「We All Fall In Love Sometimes」に続くのが、本作でも白眉の完成度を誇る傑作「I Guess That's Why They Call It the Blues」。歌うのはカナダ出身のAlessia Cara(アレッシア・カーラ)なる新進R&Bディーヴァ。若いのにソウルフルな節回しも絶品で、この名曲をなんとも感動的に料理してくれてます。Ed Sheeranは程よくフォーキーな「Candle In The Wind」で持ち味を十分に活かします。ストーンズとの共演も良かったフローレンス・ウェルチのFlorence +The Machineは「Tiny Dancer」を風格たっぷりにカヴァー。Mumford & Sonsのザ・バンド的に枯れた「Someone Saved My Life Tonight」、割と平凡なスロウR&BになったMary J. Blige「Sorry Seems To Be The Hardest Word」と続いた後は、意表を突くサプライズが登場。なんとATCQQ-Tip featuring Demi Lovatoでの、エルトン・ジョンのデュエット作品では最高峰の「Don't Go Breaking My Heart」が登場。よっぽど好きなのかQ-Tip、歌ってます!クールなテイストで押し通すThe Killers「Mona Lisas and Mad Hatters」に、しっとり聴かせるSam Smith「Daniel」とお馴染みの曲が次々に出てきます。終盤ハイライトは圧巻のMiley Cyrus「Don't Let The Sun Go Down On Me」、目玉といえるLady Gagaでの「Your Song」と抜群の歌唱力でソウルフルにビシッと決めてくれます。オーラスは Queens of the Stone Age「Goodbye Yellow Brick Road」。ハードに料理するのかと思いきや、モット・ザ・フープル風の素晴らしい仕上げ。
「しかし、ええ曲多すぎるぞ、エルトン卿!22世紀でも引き継がれるべき作品です。」

Alessia Cara / I guess that's why they call it the blues



Q-Tip - Don't Go Breaking My Heart ft. Demi Lovato


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