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音系戯言

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Two Rooms: Celebrating the Songs of Elton John & Bernie Taupin * 1991 Polydor

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映画ボヘミアン・ラプソディのヒットも記憶に新しい中、今度はクイーン同様に70年代からのスーパースター、エルトン・ジョンの伝記映画「ロケットマン」も登場。フレディと違って、こっちは現役のミュージシャンなので、どうなんかなぁとと思ったりしますが、中々のヒットだそうです。毒舌やら、同性婚やら、音楽以外の話題も多い人ながら、これだけ色んなことがニュースになるのは音楽家として称賛に値する功績を残しているから。特に作詞のバーニー・トーピンとのコンビで作り上げた素晴らしい楽曲の数々は正にクラシック。昨年も“Revamp”なるトリビュート作品が出ましたが、28年前に出された本作が最初のトリビュート作品で今に聴いても最高の内容。お馴染みの名曲が、豪華なメンバーでカヴァーされていて、そこらのトリビュート盤とは一線を画したクオリティの名演がギッシリです。
 オープニングは「Border Song」 Eric Claptonで存在感あるGソロも含め良い感じ。続く「Rocket Man」のKate Bushによるレゲエ・カヴァーがエクセレント!と言いたい素晴らしい録音。Stingの渋い「Come Down in Time」の後は、The Who「Saturday Night's Alright for Fighting」で自分達のオリジナルのようにハマります。“ピンボールの魔術師”を演った若き日のエルトンの姿が浮かびます。そして楽しいコーラスも嬉しいThe Beach Boysでの「Crocodile Rock」、気持ち良いコーラスが爽やかなWilson Phillips「Daniel」と、エルトン&バーニーも喜んだに違いない名演が次々に登場。感傷的なまでにJoe Cockerが歌う「Sorry Seems to Be the Hardest Word」、若き日のJon Bon Joviによる「Levon」とスロウに浸ったあとは、ロッキン・ソウルなTina Turnerが「The Bitch Is Back」を原曲どおりパワフルに仕上げます。そしてここからがハイライト。Daryl Hall & John Oatesでのハマりまくりな「Philadelphia Freedom」、先輩Rod Stewartでのハスキーな「Your Song」、感動的なゴスペル調で仕上げたOleta Adams「Don't Let the Sun Go Down on Me」と、名曲すぎてカヴァー負けしそうな曲達を、大御所がしっかり料理。横綱相撲ながらイヤミなく聴かせてくれます。他にも、透明感溢れるSinéad O'Connor 「Sacrifice」、そつなくこなすPhil Collins「Burn Down the Mission」と、当時の旬であったシンガー揃い踏み。最後を飾るのは、残念ながらエルトンより早くに亡くなってしまった天才シンガーGeorge Michaelによる大作「Tonight」で〆です。
「オールスタ・トリビュートのはしり。互いの尊敬があってこその成功事例です!」

Daryl Hall & John Oates - Philadelphia Freedom


Kate Bush - Rocket Man



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