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音系戯言

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Happy Soul / Joe Tex * 1969 Atlantic (Dial)

Happy Soul



 最近は時間を忘れて聴きいってしまう程のええ音楽が無いやないかと、お嘆き貴兄に。もう出すもん、全て傑作と言えるくらいの熱いソウル・ミュージックを連発していた時期のジョー・テックスです。なんやかんやとペースを乱された時には、こういった本当の上質ソウルは本当、体に良いです。リポビタンよりは確実に効きます! さてCD時代が終わり、定額ストリーミングに変わって、どんどん音楽との接し方も変遷していく中、まともに日本ではしっかりリイシューされなかった天才ジョー・テックス。不幸としか言いようのない状況です。これからアナログ・レコード回帰が本格化するなら、この人なんかは結局1周してアナログで全カタログ、ちゃんと再発して欲しいですね。そうしたら再びLPで聴ける環境を整えてしまいそうです。
 そんなことで1969年のメンフィス・アメリカン・スタジオで録られた素晴らしすぎるアルバム。チップス・モーマンと制作した、全曲オリジナルの力作です。ファンキーなジャンプ「Go Home & Do It」でお得意の熱い語りも加えたスタイルでスタート。ド頭からライブ感も抜群のかっこよさで掴みます。続く「That's Your Baby」から「Baby, Be Good」って流れも、お得意の泥臭いリズム・ナンバーでがっつりノセます。そしてスマッシュ・ヒットとなったミディアム「You Need Me Baby」。これがまた悶絶する素晴らしさ。これぞジョー・テックスと言える、緩急の付け方で見事なソウル・ミュージックを聴かせてくれます。淡々としたシンプルな展開ながら、ジョーの熱い歌唱ですっかり聴き入ってしまいます。続く「Chicken Crazy」が代表曲“Skinny Legs and All”と続編みたいなノリノリのジャンプナンバーでこれまたグレイトな展開。 バンドとのゆったりしたグルーヴも息ぴったりで最高です。後半戦はミディアム「You've Come A Long Way」でゆったりとした腰にくるトレイン的グルーヴで魅せ、スロウ・ダウンした「Sweet Sweet Woman」でさらに哀愁溢れる歌唱を聴かせます。この辺は最高というしかなく、ジョーにしかできないスタイルにグッときます。続くバラード「You Can Tell」がまた心に染み渡る展開。こちらもデビュー時からお得意のスタイル。再びファンク・テイストのジャンプ「Take The Fifth Amendment」を決めた後、最後はシングル曲でもあるスロウ「Keep the One You Got」。サム・クックを彷彿させる、熱い歌できっちり〆てくれます。
「優しくも熱いカントリースタイルのソウル。やっぱ最高峰はこの人です!」

You need me, Baby



Chicken Crazy


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