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音系戯言

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That's the Way God Planned It / Billy Preston * 1969 Apple

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 60年代からダンサブルなインスト・アルバムも出していた鍵盤奏者ビリー・プレストン。リトル・リチャードやレイ・チャールズのバンドでも活躍していましたが、なんといっても世界的に名を知らしめたのが有名になったのがビートルズ末期でのセッション。あのルーフトップ・セッションにも参加で、“Don't Let Me Down”なんかはこの人エレピ無しでは考えられません。明るいキャラで重苦しい雰囲気だった当時のビートルズを救ったとも言われてます。70年代はミック・テイラー期のストーンズの殆どのアルバムにも参加し、97年の“Bridges to Babylon”にも顔を出してました。しかしながらソロ・アーティストとしても素晴らしい作品多数なので、聴き逃し厳禁です。
 この69年のソロ作では、オルガンやピアノは勿論、ヴォーカリストとしても優秀な面を披露。この後、ファンキー&メロウ路線で成功しますが、そのスタート地点となったのが本作。バングラデシュ・コンサートの感動的な熱唱も印象的だった「That's the Way God Planned It」をタイトルにした名盤です。この曲は同じ時期のビートルズ“Let It Be”に勝るとも劣らないビリー渾身のゴスペル・バラード。全体も総じて良い曲が多く、1曲目「Do What You Want」からオルガンもグイグイとゴスペルチックに迫ります。ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、キース・リチャード、ジンジャー・ベイカーといった当時に交流のあったロック畑の面々が全編バックアップ。とはいえドリス・トロイのコーラスもドス黒い「I Want to Thank You」や「Everything's Alright」などソウルフルなR&Bをええ塩梅で聴かせてくれます。ボブ・ディランの「She Belongs to Me」も見事なR&Bで仕上げます。また、ファンキーな「It Doesn't Matter」や「What About You」、「Keep It To Yourself」、ジミヘン“Hey Joe”のビリー版ともいえる「Hey Brother」など何れもが高水準。ナット・キング・コールのカヴァー「Morning Star」はよりドラマチックに仕上がりで、後のジョー・コッカーもカヴァーしたビリーの代表曲“You Are So Beautiful”にも通じる美しく雄大なバラード。ドリス・トロイとの共作となる「Let Us All Get Together Right Now」では、力強いピアノと女声コーラスがより強烈にゴスペルを感じさせます。CD時代以降は、よりレイ・チャールズを感じさせるスロウ「Through All Times」、「Something's Got to Change」とオマケ以上の聴き応えあるボートラ追加です。
「なんとも素晴らしいゴスペル作品を残したビリー。そしてヴォーカルも最高です!」

That's The Way God Planned It


What About You



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