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音系戯言

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40 / Stray Cats * 2019 surfdog

40 straye



 不定期ながらライブ活動で時折の復活もしていたストレイ・キャッツ。言わずとしれた初期型ロックン・ロールの形式のこだわり、そのクールなスタイルと豊かな演奏力で絶大なる固定ファンの支持を厚くしてきた3人組です。しかしながら集合離散を繰り返しながら、ここ数年間は新しい音源が聴けませんでしたが、40周年を機に新録作品が登場です。スタジオ録音としては、2004年のライブ・アルバムに収録されたジョニー・キャッシュ調ロカビリー“Mystery Train Kept A Rollin”以来で、アルバムとしては1993年のカヴァー・アルバム以来。これは嬉しいニュースやないですか!
 そんなことで早速、1曲目に針を落とします。(←気分だけレコード) トップに相応しいスウィンギンなロックン・ロール「Cat Fight (Over A Dog Like Me)」が鳴り響き、本作の勝利を確信です。イントロ、オブリ、バッキングと完璧なギター・プレイにいきなりシビれます。続く、シャッフル・ビートでがっつり迫る「Rock It Off」と、いい意味であの衝撃的だった1stと地続きのサウンドが炸裂。レコーディングはブライアンのソロで付き合いのあるピーター・コリンズがプロデュースで、デイヴ・エドモンズ同様に、彼等の魅力を最大限に引き出します。銘菓・阿闍梨餅の味がずっと変わらんように、変わらずに風格の美味をキープ。やっぱ支持される味は、簡単にレシピは変えたらあきません。やっぱこの味です。「I've Got Love If You Want It」も、「Cry Danger」にしても、80年頃のアウトテイクやと言われても分からん王道のネオロカ・サウンド。これは、たまらんです。パイプラインな雰囲気で迫る「I Attrackt Trouble」に続いては中盤のハイライト「Three Time's A Charm」。しかしこの3人、おっさんになってもロックン・ロールのツボを本当によく分かってます。ちょっとリラックスした感じの「That's Messed Up」、「When Nothing's Going Right」でも、トリッキーなことはせず、しっかりR&Rに徹してくれてます。いかがわしい雰囲気のインスト「Desperado」に続いての、カール・パーキンス風ロカビリー「Mean Pickin' Mama」もかなりの秀作。レスポンス・コーラスがカッコいい「I'll Be Looking Out For You」、マーチング・ドラムでも盛り上げる「Devil Train」と絶好調で終幕です。またボートラでは初期83年のクラシック「Too Hip, Gotta Go」ライヴも聴けます。
「タイムラグを感じさせない大充実のスタジオ・ワーク。オリンピック・ペースで頼んます!」

Cat Fight (Over A Dog Like Me)


Rock It Off



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