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音系戯言

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Rock'n Roll / TH eROCKERS * 2019 Pony Canyon

rockers new



まさかの38年振りの新録アルバム、陣内のザ・ロッカーズです。時が流れベテラン勢が去っていく中、ここらでもう一発!とめんたいロックの雄が登場です。もちろんThe Modsなど当時からずっと現役の凄い人達もいますが、紆余曲折を経てこの重要バンドが陣内孝則と穴井仁吉を中心に新作発表。これは嬉しいニュースです。中学生くらいだった頃に聴き、なんせビカビカに光ってたバンド。ルースターズARBシナロケあたりと一時代を築いた連中です。ただ正直、思い出のままにしといた方が良かったっていう多々ある復活劇ですが、やっぱ陣内、そこは一味違いました。
 そんなことで、この38年ぶりのスタジオ録音でのザ・ロッカーズ。失礼ながらあまり期待せず接した本作でしたが、なんのなんの勢いそのままに、今迄ブランク無しに活動していたかのような活きのイイ音が飛び込んできました。陣内のパワフルな声量やバンドのタイトさも申し分なしの貫禄で、素晴らしいです。あの勢い溢れる名作デビューアルバムと同列に並べて聴けるカッコいいロッカーズが君臨。冒頭、痛快にロックン・ロールしてくれる「糸島の太陽 (カリフォルニア・サン)」はリヴィエラズやラモーンズで有名なロックンロール・ヒット。(元々はニューオリンズR&Bシンガー、Joe Jonesの曲) ここは挨拶がわりに、九州博多の海をテーマに博多弁ヴァージョンでガツンとかまします。そしてライヴでお馴染みの人気曲「可愛いあの娘」2019年版が登場。Rock'n'Roll Gypsies版も相当カッコよかったですが、流石の本家。エディ・コクランの時代から脈々と受け継がれてきた、ロックンロール魂を自らの代表曲再演で体現です。また、衰えない陣内のワイルドな歌唱が光る「三流の恋仇」、ザ・フーに負けないマーサ&ヴァンデラスのモータウン・クラシック「Heatwave」、本作のアイコン的疾走R&R「恋のファンファーレ」、エルヴィスのNo.1ヒットにして超名曲「サスピシャス・マインド」とキャッチーな感覚もしっかり保持してるのが、ニクいところです。中盤も、スカのクールなビートの「夜に溶けていく」、博多民謡「黒田節」カヴァーと飽きさせないつくりで楽しませてくれます。そして、ロカビリー・テイストも炸裂しまくる終盤の3連発「ライセンス・ナンバー」、「D・D Rock’n Roll」、「Hail Hail Rock’n Roll」もロッカーズの冠に相応しい、バンド本来のDNAをしっかり伝えてくれるタイトなパフォーマンス。最後にロッカ・バラード「週末はこのザマさ」で哀愁たっぷりに〆るクサイ流れまで、なんともたまりません。流石、ショーマンシップ溢れる陣内です。
「新生ロッカーズ、ライヴも観たいと思わせる快心の復活劇です!」

恋のファンファーレ


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