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音系戯言

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Three For Love * Shalamar * 1980 Solar

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 消えては復活を繰り返す、いつの時代も需要が絶えないブギーなディスコ・サウンド。近年のタキシードクール・ミリオンの盛り上がりに加え、驚きのチェンジ復活ってのもありました。今はEDMの流れにあるヒューマニティに欠ける無機質なダンス・ミュージックが多いですが、血の通った生楽器仕様の時代の音はやっぱ快感度は抜群。(←オッサンだけか) 個で楽しむ音も良いですが、“恋するフォーチューン・クッキー”みたいな、皆で踊れ親しまれるダンス・サウンドはいつの時代も強いです。そんな今も脈々と息づく快感ダンス・サウンドの雛形のひとつが、間違いなく西海岸Solarのリオン・シルヴァーズIII系の音。耳にも心地よいサウンドはいつも重宝します。中でもSolarのアイコン的なサウンドとなるのが、ウィスパーズやダイナスティ、そしてこのシャラマー。元々、TV番組ソウル・トレインのダンサーズで組まれたチームでしたがアルバムを重ねるごとにメンバーも固定。その黄金期メンバーが激ウマ・シンガーのハワード・ヒューイットに、ムーン・ウォーク生みの親ジェフリー・ダニエルズ、紅一点で華のある美人シンガーであるジョディ・ワトリーです。
 4作目の本作は、リオン・シルヴァーズ・サウンドの代表作としても君臨する聴き応え満点の名作。初っ端の「Full Of Fire」からグルーヴィーなベースにクールなGカッティングをバックにハワード&ジョディがスムージーな歌唱で魅了します。このキャッチーな王道ブギー・サウンド、たまりまへんな〜。そして更なる興奮を呼び起こす「Attention To My Baby」は、ハワードの縦横無尽なレンジの広いヴォーカルが堪能しまくれる逸品。もう最高と言うしかないダンス・サウンドをがっつり提示です。70年代の残り香もするスロウ「Somewhere There's A Love」ではハワードの素晴らしいファルセット&地声の強靭なハイブリッド・ヴォーカルも響き渡ります。リオン・シルヴァーズお得意のファンク色も色濃く出た「Somethings Never Change」や「Make That Move」ではジョディの艶あるヴォーカルもピシッとグルーヴにハマります。ここらが真骨頂。そしてメロウ・ミディアムも代表曲となる「This Is For The Lover In You」が登場。ここでもハワードの素晴らしいヴォーカルが冴えまくり。この曲は90年代になってベイビーフェイス氏もナイス・カヴァーを披露してました。終盤は、こちらもどことなく70年代のしなやかなポップ・ディスコを感じさせる「Work It Out」を経て、ジェフリー・ダニエルズも存在感を示すファンク・バンド的なアプローチとなる「Pop Along Kid」でシャープな締めくくり。
「とにかくイイ曲だらけの、シャラマー代表作! 流石のリオン印です」

Full of Fire



Attention To My Baby


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