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音系戯言

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Love Wars / Womack & Womack * 1983 Elektra

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年末が迫ってきて何かと気忙しい今日このごろ。実は来年の夏から秋にかけてのことを、ああやない、こうやないとやっていて、交渉事も決着が長引くと持久戦になって疲れます。もう鬼にも笑われまっくています。。 増税も控えるなか、各業界も色んな思惑が絡んでややこしいことこの上ないですわ。そんな時、戦闘態勢へ向け心身を鼓舞ような尖った音も良いけれど、やっぱ家では癒やしの心地よいソウル・ミュージックが落ち着きます。最近、思い出したようによく聴いてるのがウーマック&ウーマックの夫婦デュオ。ヴァレンティノズ兄弟の末っ子セシル・ウーマックは兄貴ボビーの歌唱にも通じる渋い歌声が魅力。兄に比べると幾分まろやかな歌い方で、サム・クックの愛娘でもある妻リンダ・ウーマックとの相性もバッチリです。
 そんなことでこのご夫婦のデビュー作。残念ながら既にセシルは天国の住人ですが、秀作を何作も残してくれてます。80年代というデジタルへの移行期ながら、楽器本来のアナログな質感を大事にした音が魅力で90年代以降のネオ・ソウルみたいな感じ。同じ時代のアルバムに比較し、極めて“新しい”音。クルセイダーズあたりで名を上げたスティーヴ・レヴィンのプロデュースも奏功してか、非常に素晴らしい作品に仕上がってます。初っ端のタイトル曲「Love wars」こそ、安っぽいシンセ音がやや古く感じるものの、真骨頂発揮となるのは2曲目「Express Myself」から。イントロからボビー・ウーマックと間違うくらいのセシルの渋い語りが入り、オルガンを絡めたナイスなサウンドに二人のソウルフルな歌声が響き渡ります。更に調子が上がるのが、リンダの軽やかな歌唱も映える「Baby I'm Scared Of You」。何とも心地よいグルーヴで聴かせます。リズムを担うジェイムス・ギャドソンもエエ仕事しています。そしてセクシーなベースラインでお馴染みのテディ・ペンダーグラスに書いたヒット曲「T.K.O.」。感触はそのままのセルフ・カヴァーでも良曲を再認識です。フリートウッド・マックなんかにも通じる、優しいサウンドも魅力の「A.P.B.」や「Catch and Don't Look Back」なんかも素晴らしいというしかないクオリティでポンポン放り込んできます。ブルージーなスロウ「Woman」を経て、ストーンズのカヴァー「Angie」と披露。ここらはヴァレンティノズ時代のカヴァーのお返しかも。最後は兄ボビー作のいなたいミディアム「Good Times」で〆。リンダの優しい声に、ホッとするコーラスが温かいスープを飲むように体に入ってきます。
「ポップに上手く歩み寄ったナイス・ソウル。落ち着きますわ。」

Catch And Don't Look Back


Baby I'm Scared Of You


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