FC2ブログ

音系戯言

ARTICLE PAGE

Never Say You Can't Survive / Curtis Mayfield * 1977 Curtom

curtis never

癒やしのメロウ・ソウルとなると、先ず思いつくのが70年代後半のカーティス・メイフィールド。76年の名仕事“Give, Get, Take And Have”との続きで聴いて、ぜひ夢見心地となっていただきたいのが77年の本作あたり。昔、実際にカセットに2枚をAB面に入れてカーステに常駐させてよく聴いてました。70年代前半では緊迫感溢れるファンクなアプローチが絶品のカーティスでしたが、70年代後半ともなるとストリングス&ファルセットを駆使した甘いグルーヴが冴えに冴え渡ります。曲のクオリティ、アレンジ共に今の時代にお手本となる、マジで全て素晴らしいアルバム。
 カーティスの作品でお馴染みヘンリー・ギブソンのコンガと優しいホーンが、スムースに愛の世界へと導く「Show Me Love」から、メロウ・カーティスが最高の形で昇華。続く「Just Want To Be With You」でも、ストリングスを効果的に使いながら魅惑のファルセットが炸裂。ここでも最高の相性を見せる女性コーラスは、キティ・ヘイウッド・シンガーズです。メロウなラヴ・ソングの連投は続きますが「When We're Alone」でも絶妙のコースを突きます。今の時代に聴いても決して古びない、生音中心のサウンド構築が気持ちよくグルーヴ。タイトル曲ともなるスロウ「Never Say You Can't Survive」で前半を〆ますが、以前のメッセージ色の強いカーティスもココで聴けます。ずっとスウィートな感触は維持。後半も、少しファンキーな感触も見せつつメロウにまとめる「I'm Gonna Win Your Love」、ゴスペル・チックに絡むキティ・ヘイウッド・シンガーズと、カーティスの美メロが光る「All Night Long」とスロウ&ミディアムで埋め尽くされながらも、ダレた感じが一切無いのが流石です。まろやかなメロディが人を優しい気持ちにさせてくれる「When You Used To Be Mine」も同様。そして最後に待ち構えるのが名曲「Sparkle」。もちろんアレサ・フランクリンが76年に大ヒットさせたあの曲です。この時期、人気者のカーティスはその才能を買われ、アレサ以外も映画音楽中心にグラディスや、ステイプルズを手掛けていて、どれも聴き応え抜群。カーティスがプロデュースした、アレサ版はアトランティック時代後期を代表する名演でしたが、本人によるセルフ・カヴァーもなかなかの仕上がりです。
「優しい気持ちが溢れた愛のアルバム。心の平穏を取り戻せますヨ」

Show Me Love


Sparkle


Comments 0

Leave a reply