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音系戯言

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You've Got To Earn It / The Temptations * 1999 Motown

temps lost



 パンデミックで少しパニくってきました。もはや仕事中もマスク着用がマストになりつつあり、ちょっと怖い感じです。いち早い収束を祈りつつ、楽しい会食も早く切り上げて、久々に家でゆっくりモータウン鑑賞ですわ。そんなことで、20年ほど前にモータウンの蔵出し恐るべしと黒音ファンを唸らせた“Lost and Found”シリーズ。どれもが、高品質でなぜ当時お蔵入りになったかはなぜ?の嵐でしたが、テンプス版も普通のレギュラー・アルバム同格のエエ曲だらけの20曲リリースでした。テンプスのデビュー期からデヴィッド・ラフィン脱退までの1962年から68年。特にラフィン&ケンドリックスの時代が好きな人にはマストとなる、素晴らしき音源です。
 まずはデヴィッド・ラフィン節が全開で聴ける66年「What Am I Gonna Do Without You」でスタート。これが実に素晴らしすぎる出来で、モータウン黄金時代の中でもトップクラスのクオリティの曲が登場です。同年のスモーキー・ロビンソン作「Love Is What You Make It」もド真ん中ヒッツヴィル・サウンドが冴え渡る快作。他も「I Know She's Not a Mannequin」、「That'll Be the Day」などラフィン節満開で何れもがたまらん仕上がりです。一方、ファルセットで魅了するエディ・ケンドリックスも64年のセッションでのミラクルズ・カヴァー「Happy Landing」、しっとりミディアム「No Time」などコチラも品質の高い未発表曲が並びますが、真骨頂となる68年のチル・アウト曲「Dinah」なんかは最高というしかない出来。最初期でエルブリッジ・ブライアント在籍時で62年頃の録音となる「Camouflage」や「My Pillow」は、まだドゥワップの香りも漂うモータウンとしても初期の作品。エディも垢抜けない感じながら、この辺も充分魅力的です。そして第3の男、ポール・ウィリアムスの渋いヴォーカル曲がフィーチャーされてるのも嬉しいところ。62年「Tear Stained Letter」から、悲しい男の哀愁を見事に表現した66年「Last One Out Is Brokenhearted」、スモーキー作品を軽快に仕上げた「I Can't Think of a Thing at All」、力強い歌声も魅力溢れる「Forever In My Heart」、「I Now See You Clear Through My Tears」など、この人の存在感も改めて浮き彫りになります。そして既発では、65年のThe Temptin' Temptationsでも聴けた「You've Got To Earn It」の別テイクもありますが、問答無用のクラシック「Ain't Too Proud To Beg」の別ミックスは実に新鮮。最後は代表曲「My Girl」の64年フォックス・シアターでのライヴ・テイクで〆。やはりラフィンが歌うコノ曲は無敵です。
マーヴィンと並んでモータウンの発掘盤でも大好評だった1枚。流石の名門!」

What Am I Gonna Do Without You



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