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音系戯言

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Gratitude / Earth, Wind & Fire * 1975 Columbia

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 地球規模で愛されたファンク・バンド、アース・ウィンド&ファイアー。そのアースの最高傑作ともいわれるのが、ライヴ・アルバム+αの本作。演奏力の高さ、楽曲のクオリティ、ブラジルのテイストも加えたファンク・グルーヴ、洗練されたジャジーなアレンジなど、70年代以降のファンク・バンドでは最もフォロワーも生み最高峰まで上り詰めた人達です。シカゴの要人アレンジャー、チャールズ・ステップニーも関わっており、バンドとしても快進撃幕開けとなる頃で勢いもモノ凄い内容。モーリス・ホワイト、フィリップ・ベイリー等のヴォーカルに、ラリー・ダンの鍵盤、アル・マッケイのギター、ヴァーダイン・ホワイトのベースと聴きどころ満載です。ライブ・アルバム全盛の70年代の中、ソウル&ファンクのライヴでは突出したクオリティを誇る名盤が本作。
  冒頭のワウ・ギターから激ファンクなインスト「Africano/ Power」が登場で興奮必至。スタジオ版から2ランクアップくらいの名演です。続く「Yearnin' Learnin'」も更にヒートアップで、フィリップ・ベイリーのファルセットが炸裂のスロウ「Devotion」でクール・ダウン。なんとも憎い構成です。そして本作ハイライトとも感じるインスト「Sun Goddess」。元々ラムゼイ・ルイスのアルバムに収められた曲ながら、ここでの演奏の素晴らしいこと。フュージョン的ではありますが、しっかりファンクの血脈を感じます。フィリップ・ベイリーはお馴染み「Reasons」でも素晴らしい高音を聴かせてくれます。後半戦で畳み掛けるように名ファンク「Shining Star」も登場。タイトな演奏にモーリス&ベイリーのWヴォーカルも冴え渡ります。ライヴでは最終曲となるのが「New World Symphony」、長尺ながらベース・ソロなども交え退屈させないタイトなグルーヴを披露。演奏力の高さも、しっかり見せつけてくれます。そして凄いのが、単なるオマケに終わらないスタジオ録音曲の魅力的内容。フィリップ・ベイリーが歌う「Sunshine」、キャッチーなメロディが絶品な「Sing a Song」と軽く高次元のライト・ファンクを連発。タイトル曲「Gratitude」で重心の低い比較的ノーマルなミディアム・ファンクを聴かせてくれたと思ったら、ジャジーなコーラス・ワークも素晴らしいハイパー・ファンク「Celebrate」と中だるみや駄曲無しでガンガン攻め込みます。オーラスはモーリス・ホワイトの印象的なヴォーカルも光る「Can't Hide Love」。実はクリエイティヴ・フォースのカヴァー曲ですが、今や完全にコチラのアース版が有名。ディアンジェロの秀逸カヴァーも、こっちを元にしてます。
「大所帯ファンク全盛時の熱き記録。ファンクのアースといえばコレです!」

Africano/Power


Can't Hide Love



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