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音系戯言

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The Beatles / The Beatles * 1968 Apple

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半世紀記念ということで、拡大盤も登場の通称“ホワイト・アルバム”。レコードの時はシリアル・ナンバー付きってことで有名でしたが、もっとも取っつきにくいアルバムでもありました。ひとことで言ってとっ散らかったアルバムというのが、子供の頃からの印象。実際、4人のソロ寄せ集めみたいなとこもあった2枚組。プロデューサーのジョージ・マーティンまでが「半分は駄作」とまで言い放ち、正直言うと自分も熱心に聴いていないアルバムです。でも、好きな曲もいっぱい入ってます。2018 Mixでは楽器の音がよりクリアになった感じで、なかなか聴き応えある作品集やったと再認識です。
 アルバムはR&R「Back in the U.S.S.R.」で勢いよくスタート。リンゴが仲違いで一時離脱してた3人での録音ですが、ビーチ・ボーイズ風コーラスも楽しい、ツカミ曲としても秀逸。この曲を始め、要所でポールが重要曲を主導していて、小学校時代のダンス曲として想い出深い「Ob-La-Di, Ob-La-Da」、フォークの古典とも言われるアコースティック・アルペジオの名演「Blackbird」、定番の誕生日ソングともなった「Birthday」、ヘヴィ・メタルの元祖と言われる「Helter Skelter」と才能を遺憾なく発揮。「Rocky Raccoon」や「I Will」のような、後のウィングスやソロで演るような牧歌的アプローチも今聴くと実に素晴らしい曲。恥ずかしながら再発見です。しかしながら、なんかやたら引っかかってくるのが、やっぱジョン主導の楽曲。何回も聴いてしまう「Dear Prudence」での、けったいな浮遊感。ひねくれた歌詞も素晴らしい「Glass Onion」、イントロの可朝風スパニッシュ・ギターからして強烈なヨーコさんも歌う「The Continuing Story of Bungalow Bill」。この辺は最高です。独特なブルージーさを醸し出す組曲風「Happiness Is A Warm Gun」、マハリシへの失望を歌った「Sexy Sadie」、シングル盤からはテンポ・ダウンした別テイク「Revolution 1」、シンプルながら魅了される「Cry Baby Cry」と、ジョン主導曲は聴き入ってしまう秀作が多いです。一方で、ジョージが泣きの大傑作「While My Guitar Gently Weeps」が登場するのも本作。エリック・クラプトンがGソロで参加したのも、あまりにも有名です。ホーンをフィーチャーした「Savoy Truffle」でもジョージは良い曲書いてます。リンゴは「Don't Pass Me By」で自身のカントリー趣味も披露。
今回のデラックス版では、事前に集まった“イーシャー”での各曲アコースティック・デモ仕様や、本編未収録曲も収録。そこには「Hey Jude」や「Across The Universe」、「Let It Be」なんかも出てきます。
「なんやかんや言うても、ビートルズのホワイト・アルバム。聴きどころは満載!」

Glass Onion (2018 Mix)


Dear Prudence (2018 Mix)


The Continuing Story Of Bungalow Bill (2018 Mix)



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