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音系戯言

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The Greatest Hits / Cheap Trick * 1991 Epic

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 クイーンと同様、日本で最初にブレイクしたバンド、チープ・トリック。分かりやすくて親しみやすくロックの楽しさを体現してくれるバンドです。男前2人+コミカル2人の構図でインパクト抜群でした。キッスやらジャーニーREOスピードワゴンなど、適度にラウドで適度にポップな良いバンドが70〜80年代には沢山ありましたが、このバンドも40周年とのこと。シングル・ヒットで慣れ親しんだ曲たちは、やっぱ今聴いてもバブルガムな香りがたまりませんな。ストレートでロッキンな演奏もさることながら、本当に曲がキャッチーで素晴らしいです。晩年のジョン・レノンがセッションに呼んだのも分かります。
 例によって最初の接点は家にあったシングル盤。それが一時低迷してた頃の82年「If You Want My Love」で、“永遠のラヴ・ソング”って邦題でした。これは切なくポップなメロディー、ロビン・ザンダーのドラマティックな歌唱が最高の1曲。たいしてヒットしてませんでしたが一発でお気に入りとなり、マイカセットの定番でした。そっから次に出たパワー・ポップな「She's Tight」や、トッド・ラングレンがプロデュースしていた「I Can't Take It」がまた素晴らしい曲。これもそんなにヒットしてませんでしたが、アレンジから全て素晴らしい出来です。「Tonight It's You」あたりも絶妙のメロディ・センスが光る曲。その後、88年の1位獲得曲「The Flame」でチャートに復活ですが正直、チープ・トリックらしくない曲です。それよりも、その次にカットされた秀逸プレスリー・カヴァーDon't Be Cruel」の方がよっぽどクールでした。この辺はリック・ニールセンのセンス溢れるギターと、ロビンのロカビリーっぽい声質も相まってピシャリはまったカヴァーとなってます。ビートルズのカヴァー「Magical Mystery Tour」はここで初めて聴きましたが、なかなか相性抜群のハマり具合です。一方で、リアルタイムではなかった70年代ヒットも秀逸で、やっぱり猛烈にカッコいいのは代表曲「I Want You to Want Me」。多分、武道館でのライヴ・ヴァージョンで、リック・ニールセンの自由奔放なギターもカッコいいです。「Clock Strikes Ten」や、ファッツ・ドミノの「Ain't That a Shame」も同様にライヴ収録。ワイルドで文句なし。他ではキャッチーな小ヒット「Dream Police」、「Surrender」も良いですが、79年のスロウ「Voices」なんかは屈指の名スロウです。あと昔、ラジオで聴いた“錯乱のスペース・ラヴ”っていうスリリングでハードな名曲もありましたが、これにも入れて欲しかったな。
「最強のパワー・ポップ・バンド。今も活躍中ですっ!」

If You Want My Love


I Can't Take It


I want you to want me


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