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音系戯言

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Sweet Sweetheart / Carla Thomas * 2013 ACE (Stax)

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 夏休みに入れるのか?という状態な、仕事が片付かない日々。やる気の出ない猛暑の中、楽しみはビールとソウル・ミュージック。ここは本夏、来日したメンフィスのソウル・クイーン、カーラ・トーマス。フジ・ロックにも参戦ってことで、まだまだ現役なのが嬉しいところです。泥臭く、男臭いスタックスの中では珍しく清楚で甘酸っぱいテイストで楽しませてくれるシンガーで、声質からして昔から個人的にはお気に入りのシンガー。オヤッサンのルーファス・トーマスと共にスタックスの中核シンガーとしてナイス・ソウルを数多く残してくれてます。そんな中でも、2013年になって突如出されたクオリティの高いお蔵出しスタックス録音集がコチラ。
 まず前半は1970年の夏に、チップス・モーマンのアメリカン・スタジオで録られたモノ。次の方向性を模索していたのか、ほとんどがカヴァーとなってます。ジェームス・テイラーの「Country Road」、フィル・スペクター関連の甘いスロウ「I Loved You Like I Love My Very Life」、ビージーズ「To Love Somebody」、キャロル・キングのThe City「That Old Sweet Roll」と色々チャレンジしていますが、カーラの滑らかな声質もあってスッと耳触りよく入ってきます。中でもロック・フラワーズ「Heaven Help The Non-Believer」と、ブレンダ・リー「I Think I Love You Again」あたりは、オールディーズな香りも素晴らしいベスト・テイク。ただフリーの「Heavy Load」とかも演ってますがちょっとミスマッチな感じ。タイトルともなったキャロル・キングの「Sweet Sweetheart」なんかはイイ感じ。そしてこちらも素晴らしいのが後半戦、60年代のアトランティック・スタックス時代の別テイク。ヘイズ=ポーターのペンによる代表曲「B-A-B-Y」(Take 1)なる別ヴァージョンや、同テイストの「Love Sure Is Hard Sometimes」、「He Picked Me」あたりのモータウンを意識したようなポップな感じがカーラにはよく似合います。そしてスロウではブロッサムズの「Good Good Lovin」あたりが絶品の仕上がり。味わい深い「Problems」、お得意とするリズムの効いたポップなミディアム「Stop By Here」も、文句無し。意外だったJames Brownのカヴァー「Try Me」なんかもカーラによく合います。
「倒れそうなほど暑い今年の夏。。パワー回復は、上質な睡眠と上質なソウルです!」

B-A-B-Y



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