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音系戯言

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Shine On / L.T.D. * 1980 A&M

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なんやかんやで決勝トーナメントまで突き進んだ西野ジャパン!歴史に残るブーイングのパス回しでしたが、ターンオーバーと考えれば決勝Tでの期待も。嬉しい誤算ですが、音楽もノリノリでいかなあきません!ここはやっぱ雑誌で特集もやたら組まれて盛り上がるディスコ・ミュージックです。チャラけた軽薄音楽として時には叩かれたりもした、この系統の音楽ですが、50年代からのR&Bと基本同質。ファンクの流れのモンなので、洗練されたダンス・ミュージックとして楽しめます。特に70年代から80年代前半までの打ち込み以前のミュージシャン優勢の時代、プレイヤーの絶対数も多かったので上質なグルーヴがひしめき合ってます。まさに、この時代に活躍したL.T.D.も泥臭いファンクだけでなく、ポピュラー寄りの垢抜けたアレンジ力も持った器用なグループ。スムージーで聴きやすく、曲もハイレベルです。
 さて中身、掴みとなるオープニング。ディスコティックな優秀ファンク曲「You Gave Me Love」が登場で一気にアルバムの印象もグッと上がります。ジェフリー・オズボーンの精悍なヴォーカルが冴えまくるダンス・チューンでいきなりヴォルテージも沸点へ。アルバム中、グレイ&ハンクス作となる唯一の外注作品ながら相当カッコいいファンクです。総じてファンク&ブギー系は絶好調で、ファンキーなベースと、ギター・カッティングで王道ファンクを突き進む「Getaway」、「Love Is What You Need」など、どれをとってもノリノリのナイス・グルーヴを提供してくれてます。ミディアム・チューン「Lovers Everywhere」もクールなアレンジで上手さが光ります。そして、この時期のファンク・バンドはコモドアーズなんかもそうですがメロウなバラードもお得意。「Where Did We Go Wrong」は名匠サム・ディーズと看板ヴォーカリストであるジェフリーの共作となる上質スロウ。終盤の「Lady Love」あたりも、なかなかソウルを感じさせる良いバラードです。しかしながら、タイトル曲となる「Shine On」あたりは、ともすればデヴィッド・フォスター的なベタベタさ。もはやファンク・バンドとは思えないAORチックな「Will Love Grow」なんかもそうですが、本作で脱退となったジェフリー・オズボーンのソロ志向も垣間見れます。ただオーラスはポップなファンク・チューン「Don't Cha Know」で〆。フィリー・ソウルの立役者であるプロデューサー、ボビー・マーティンの手腕もあってか、やたら聴きやすい洗練ファンクでノセてくれます。レズリー・ウィルソンが合流した次作も、優秀ディスコ・ファンクがありますが、こっちも負けず劣らず。
「魅力は、きらびやかなダンス・ミュージックかつ、ヒューマン・チックなバンド・スタイル。ノレまっせ!」

You Gave Me Love


Where Did We Go Wrong


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