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音系戯言

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One In a Million / Aaliyah * 1996 Atlantic

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 10月にもなり、関空も機能復帰。もう台風も来んでエエからね、人だけは関西に来てよね〜。はいっ。もう20年以上経った、“なんじゃ、こりゃ〜”アルバム。R.ケリーの庇護の下、登場した少女が、袂を分かち、当時はまだ知る人ぞ知る存在だったティンバランドやミッシー・エリオットと組んだ記念碑的作品。最初買った時は、今まで聴いたことのない音作りに大いに戸惑い、こんなモンあかんと決めつけかけてましたが、あとでボディブローのように効いてきたのが、あの世を席巻したチキチキ・ビート。アンビエントなR&Bの始まりがココからやったのかも。そして何回もリピートって感じでかなり聴いたアルバム。今では何の違和感もない、どころか未だに新鮮味を保っているとも感じる先進的なアルバムでございました。
 今になって聴くと、それほど強烈でもないんですが当時はあまりに新鮮で麻薬的作用があまりにあったティンバランドのチキチキ・ビート。というのも90年代中盤頃ってNJSはすっかり下火で、クラシカルなソウル再構築みたいなのとか、ディアンジェロとかが出てきてた頃。そこに落とされた爆弾みたいな感じでした。(←大袈裟じゃない) 典型なのが前半戦3曲と後半に控える3曲。「Hot Like Fire」からタイトル・トラック「One In A Million」でいきなり未確認生物ティンバランド君臨って感じ。終盤の「Heartbroken」や、Missy Elliottが存在感あるラップをかます「Ladies in da House」も同じ。当時はいきなり拒否反応が出ましたが、しばらくするとコッチばっかリピートしてました。そして、トレッチの声が聴こえるだけでノーティ・バイ・ネイチャーの世界になってしまう「A Girl Like You」はKay Geeのプロデュース。1stシングル「If Your Girl Only Knew」はティンバ印ながら、まだノーマルなロウ・ファンク仕上げです。当時のヒップ・ホップ世代にも俄然リスペクトされていたアイズレー・ブラザーズマーヴィン・ゲイのカヴァーも抜け目無く収録。前者はメロー・スロウ「Choosey Lover」、後者はSlick Rickのラップもフィーチャーしたディスコ的傑作「Got To Give It Up」。特にマーヴィンのが上手くハマってます。ロドニー・ジャーキンスもたった1曲ながら「Everything's Gonna Be Alright」で激クールなビートを提示。「Giving You More」や、ドレーでお馴染みのレオン・へイウッド使い「I Gotcha' Back」もクールな雰囲気。ここらもメチャメチャいいです。そして極めてノーマルで普遍的な名曲も入ってます。90年代R&Bバラード屈指の傑作でモニカのあの曲とええ勝負するダイアン・ウォーレン渾身の力作「The One I Gave My Heart To」も終盤に登場。この曲も本作の価値をグイッとあげた力作でした。なお日本盤にのみボートラ「No Days Go By」って曲も収録。
「当時は雑誌のレビューでさえ賛否荒れた問題作。実はR&B分岐点となった大傑作!」

One In A Million


The One I Gave My Heart To





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