音系戯言

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Nicolette / Nicolette Larson * 1978 Warner Bros

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春のポカポカ陽気、無事に新しいブランド・ショップもオープンさせていただき、ええ流れで桜も咲いとります。ここは気持ち良いウエスト・コースト・サウンドの女性ヴォーカルで和んどきます。そんなことでニコレット・ラーソンの優しくも力強い艷っぽい歌声に癒やされます。リンダ・ロンシュタットあたりと同系というか、70年代西海岸ファミリーの中から出てきた歌姫。ニール・ヤングやエミルー・ハリス等のバック・コーラスで腕を上げ、78年に敏腕プロデューサーのテッド・テンプルマンのもとでこの1stアルバムをリリースです。代表作ともいえる本作はキャロル・キングさえ彷彿させる堂々ったる歌いっぷりが最高。全編、心地良く聴くことができる素晴らしいアルバムです。
 ニール・ヤング作品で、ヒットした「Lotta Love」で幕開け。少しシティ・ソウルっぽく、後期ドゥービーズの香りがたまりません。ジェシ・ウィンチェスターのカヴァー「Rhumba Girl」が本作参加もしているリトル・フィート風で、ニコレットもパワフルに迫ります。続いて、スムージーに歌いかけるサム・クックの傑作「You Send Me」、エディ・ヴァン・ヘイレンのやんちゃなギターも聴ける気持ち良いロック「Can't Get Away from You」とこの上ない素晴らしき流れ。R&B調のニコレットのヴォーカルも冴えまくりです。また、Rudy Lewis時代のドリフターズが歌った「Mexican Divorce」で、バカラック・ナンバーもしなやかに歌ってみせます。そしてザ・バンドでもお馴染みのマーヴィン・ゲイ「Baby Don't You Do It」では、初期ドゥービー・ブラザーズのようにモータウンを歯切れよくロッキンにこなします。フィートのビル・ペインが書いた「Give a Little」では、バックで参加の姉貴分リンダ・ロンシュタットに通じる落ち着いた雰囲気で、こちらも絶品。後半はカントリーに振れて、Herb Pedersenとデュエットしたルーヴィン・ブラザーズ「Angels Rejoiced」、アダム・ミッチェルの「French Waltz」と穏やかな感じ。中でも「Come Early Mornin」は出色の出来で、リンダのコーラスに、ジェイムス・バートンのドブロがなんともエエ感じを醸し出します。最後はピアノとストリングスでのスロウ「Last In Love」。 J.D.サウザーとグレン・フライの書き下ろしで、ゴスペルさえ感じさせる崇高な美しさで〆です。
「70年代西海岸を代表する1枚。春の陽気&ビールにベスト・マッチ間違いなし!」

Lotta Love


You Send Me



Comments 2

goldenblue

ezeeさん、毎度ですー。
ニコレットさんのこのアルバムは春っぽいですよねー、ってか、自分もこのアルバムについて書きかけてたとこ(笑)。
ピュアというか、どこか田舎っぽいとこも含めて微笑ましく、なぜかニコニコしてしまう感じです。

2018-03-29 (Thu) 23:35 | EDIT | REPLY |   

ezee

★goldenblueさん
 まいどです。先輩リンダと同じく有名無名問わずカヴァーをうまくまとめたデビュー作。
 春っぽくピュアな感じが耳に心地いいです。たしかにニヤけちゃう感じです!

2018-03-31 (Sat) 01:27 | EDIT | REPLY |   

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