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音系戯言

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The Chronic / Dr.Dre * 1992 Death Law

Dr DreTheChronic



  日本のウェッサイ関西もやけに暖かくなってきました。マフラーも要らん日々。ココはひとつ、西海岸の音です。もう四半世紀も前になるヒップ・ホップ・クラシック、Dr.Dreのソロ・デビュー作にして大ヒット作です。Dreは、今やアップルが買収したのビーツ・ヘッドフォンを手掛けた人としても有名で、音楽界の重鎮でもあり誰もが知る人。黎明期では、サンプリング中心で音楽的ではないと揶揄されたヒップホップでしたが、大々的に生音での演奏を使用して、音楽的な気持ち良さも両立させたような革新的なサウンドでした。World Class Wreckin' CruからN.W.A.と西海岸のヒップ・ホップ・グループに在籍し、それなりの名声も得ていたDreが、プロデューサ−としても名を馳せたファンク・ファンも狂喜した名作です。こっから真のビッグネームとなりました。
 やはり特筆すべきはG-Funkと呼ばれた、ジョージ・クリントンのサウンド・コンセプトP-Funkを受け継いだ70年代ファンク・サウンドを新たな視点で焼き直した気持ち良すぎるサウンド構築。骨太のベースラインに、ピーヒャラとシンセが層を成す一世を風靡したサウンドがド頭「The Chronic (Intro)」から聴けます。Atomic DogやKnee Deppを使用した「Fuck wit Dre Day」では、G-Funkサウンドを確立するグレイト・グルーヴが登場。後にブレイクするSnoop Doggy Doggが存在感バリバリのラップを披露し、揉めていた元同僚N.W.A.メンバーEasy-Eを激しくビーフです。そしてパーラメント“Mothership Connection”の名フレーズを焼き直した、その名も「Let Me Ride」でファンク・ファンは皆イチコロです。これまたクラシックとなる人気曲「Nuthin' but a G Thang」ではレオン・ヘイウッドの“I Wanna Do Something Freaky to You”を効果的に使用。ワン・ウェイの“Pull Fancy Dancer / Pull”使い「Deeez Nuuuts」、ダニー・ハサウェイ使いの「Lil' Ghetto Boy」あたりもウェッサイな手本となるようなグルーヴが次々に登場。一方では、シリアスな雰囲気の中、Dreのラップも光る「A Nigga Witta Gun」、Kuruptもナイス・フロウの「Lyrical Gangbang」など中盤のコーハ−な感じもナカナカ。終盤は、B. T. Expressを下敷きに再びSnoopが登場して場が締まる「Stranded on Death Row」、パーラメント代表曲“P-Funk”の改作「The Roach」と往年のファンク信者も喜ぶ流れを〆るのが「Bitches Ain't Shit」。なかなか下劣な単語連発ですが、これもひとつのエンタメですわ。
「皆を魅了したウェッサイ・グルーヴの基本中の基本。今もってクールです!」

Nuthin' But A G Thang - Dr. Dre, Snoop Dogg


Let Me Ride


Fuck wit Dre Day


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