音系戯言

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Rejuvenation / The Meters * 1974 Reprise

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 気持ち良いファンクが聴きたい時、何も考えずにチョイスしても即効で昇天させてくれるのがニューオリンズ・ファンク。ディスコ系のファンクや最近リバイバルしてるブギー系あたりと比べたら垢抜けない感じもしますが、リズム・アンサンブルの妙を味わうには最高なのがニューオリンズ産。中でも核となって盛り上げたのがアラン・トゥーサンやネヴィル家の面々です。アート・ネヴィルが中心となって結成されたミーターズは、そのリズムのカッコ良さからポール・マッカートニー、ストーンズといったロックの重鎮からも大人気だった人達。初期作は激カッコいいインストを中心に発表してましたが、70年代のヴォーカル曲を発表しだしてからの代表作となるとコチラです。
 ナイス・トラックが連打の本作。中身は、なんといっても冒頭の傑作「People Say」で、これぞセカンド・ライン・ファンクという、リズム構築の魅力を一発で伝えてくれてます。とにかくカッコいい曲。レオ・ノセンテリのグレイトとしか言い様のないギター・カッティングから、ジョセフ“ジガブー”モデリステのリズム、ジョージ・ポーター・ジュニアのベースが間合いを取りながら絶妙な絡みを見せます。アート・ネヴィルの鍵盤もバックアップですが、要所ではホーン・セクションも起用したファンク然としたつくり込み。しっかりニューオリンズ産のアイデンティティを誇示です。アート・ネヴィルの哀愁ヴォーカル曲「Love Is For Me」の後は、リトル・フィートのローウェル・ジョージもスライドGで参戦の「Just Kissed My Baby」。EPMDやパブリック・エナミーもサンプリング使用した間が効いたグレイト・ファンクで、ローウェルはロバート・パーマーのアルバム参加の流れで参加です。すこしロックっぽさも意識したような「What 'cha Say」、地を這うようなベース&ドラムがたまらん「Jungle Man」と嬉しいファンク攻め。そしてネヴィルBrosでも代表曲となっている「Hey Pocky A-Way」は、セカンドライン・ビートの代表格。シンコペーションの美学がびっちり詰まってます。ちょっとサンタナっぽいラテン・テイスト「It Ain't No Use」は、ドゥービーズとかも連想させる最もロックに接近した感じ。12分に渡ってジャム・セッションです。終盤、やや洗練された感じのインスト「Loving You Is on My Mind」の後は、オーラスにして強烈傑作「Africa」が登場。レッチリの“Hollywood”のカヴァーとしても有名になった泥臭いファンクです。独特なリズムがクセになります。
「やたら寒かった冬日も無さそうな予感。ファンクで血の巡りを活性化です!」

People Say


Hey Pocky A-Way



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