FC2ブログ

音系戯言

ARTICLE PAGE

Best Of Soul Time / Various Artists * 2002 Epic UK

41CH674SFZL.jpg

あっとゆうまに冬至も過ぎた年の瀬で、いつもの如くバタバタでやっております。最近は腹の立つことも多かったですが、久々に今年は家族揃ってクリスマスケーキ食ったりなんかして満悦。春からは大阪で仕事でしたが、公私共に身近な感じで接していたのがノーザン・ソウル。というのも、アレッサンドロ・ミケーレ体制のグッチがやたらノーザン・ソウル・シーンを意識したスタイルを打ち出していたから。店舗でもBGMでガンガン鳴っていたのが、ここらのダンサブルな音でございました。ムーヴメントとしては随分前からあったものの、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのグッチがコラボし再び注目が高まりました。だいたいがモッズ・シーンと連動する、シャープでカラフルなビート。UK気質の掘り起こし精神から、60年代当時は大ヒットともなっていないレアな名曲まで聴けて楽しいコンピが多いです。
 その中でも、以前にエピックで組まれたナイス・コンピがこちら。オーケーやコロンビア系の米国発ノーザン・ソウルがばっちり聴けます。初っ端から月亭可朝風のイントロがたまらんMajor Lance「The Matador」のシカゴ・ソウルで軽快にスタート。女優としても活躍したRhetta Hughesの67年作「One In A Million」、The ArtisticsのOkeh時代「Get My Hands On Some Lovin'」など心地良いダンシング・ソウルが楽しめます。そんな中、燦然と輝くのがObrey Wilsonの66年傑作シングル「If You Were There」。最高峰クラスのノーザンを満喫です。男性シンガーではJohnny Mooreの「Walk Like A Man」あたりも相当カッコよし。また、フランキー・ギアリングのいたThe Glories「I Worship You Baby」、ヴァン・マッコイ作の66年初代Peaches & Herbの「We're In This Thing Together」、ドロシー・ムーアが在籍のガールズ・ソウルThe Poppies「There's A Pain In My Heart」など、後に活躍する人のアーリー・デイズも。ガール・グループではThe Uptights「Shy Guy」、後に単体アルバムも組まれたThe Charmainesの傑作シングル「Eternally」なんかもパンチ力抜群でシビれます。またヴァン・マッコイ制作ではThe Spellbinders「Help Me」もスタイリッシュなノーザン・ビートが最高。サニーのような60sテイストもたまらんShane Martin「I Need You」、盲目の白人シンガーTurley Richardsの人気ダンサー曲「I Feel Alright」、John Lucienの67年シングル「What A Difference Love Makes」など、コンピならではの奥深い選曲も。モッズ・テイストながら凄まじい爆発力の66年Little Richard「A Little Bit Of Something」や、60年代にはデュオも組んでいたダイナマイト・コンビLarry Williams & Johnny Watson「Two For The Price Of One」など50'sメンバーもノーザン・ソウル人気曲を収録。そして後の人気シンガーPatti Austinの71年シングル「Are We Ready For Love」。溌剌ノーザン・スタイルで素晴らしいです。(カップリングのNow That I Know What Lonelinessがまた絶品) 後のメロウ路線からはあまり想像できないソウルフルなパティが聴けます。72年の「Didn't Say A Word 」も収録。人気女性シンガーShirley Ellisの66年シングル「Soul Time」や、Maxine Brownエピック時代の激名曲「Don't Leave Me Baby」もしっかり収録のセンスの良さ。ノリの良さも抜群の70年Bobby Lester「Hang Up Your Hang Ups」タイトゥン・アップ調がたまらん69年Eric Lomax「Seven The Loser」と、なんや聞いたことないような人等のカッコ良すぎる曲が次々とスピンです。 パティ・オースティンもカヴァーしたSpiral Starecase「More Today Than Yesterday」は、白人ソフト・ロック・グループながらノーザン・シーンでは定番中の定番。ジョニー・ブリストル作品のBuddy Miles「I'm Just A Kiss Away」は、ジミヘンと演ってたドラマーですが歌も相当いけます。終盤はRobert Knight「Love On A Mountain Top」Johnny Johnson & The Bandwagon「Breakin' Down The Walls Of Heartache」などノーザン・ソウル人気曲連発で軽快な〆。
「なんとも楽しいドーナツ盤ソウル。聴かなきゃ勿体無いナイス・サウンド!」

Obrey Wilson - If You Were There


Eric Lomax - Seven The Loser


The Charmaines - Eternally


Patti Austin − Are We Ready For Love


Comments 0

Leave a reply