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音系戯言

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End Of A Rainbow / Patti Austin * 1976 CTI

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 AIスピーカーも注目の今日このごろ。この前、ニュースを見てるとバク転して着地するロボットまで出てきて、なんか恐ろしくなりました。人間より少し劣るならまだ可愛げがあるものの、今後のデジタル・イノベーションは本格的に人間の仕事を代替することになりそうです。便利になることが増えていくと同時に、怠惰で無気力な人間が増えていきそうな気もします。まぁ私は元々、怠惰ですが。しかし音楽でも、楽器演奏や歌声までも、精巧なモノがおそらく10年もすると出てきそうです。それが人類にとってエエことなのかは疑問です。。。恐ろしや〜
 そんなことで人間業が研ぎ澄まされていた70年代のアナログな作品。パティ・オースティンのお見事なデビュー作で、しなやかな歌声と共に職人ミュージシャンの気持ち良いグルーヴが楽しめる名作です。冒頭の「Say You Love Me」はパティの代名詞でもあり、ミニー・リパートンの“Lovin' You”同様、癒し系オーガニック・ソウルの筆頭。ウィル・リー(b)とスティーヴ・ガッド(ds)のグルーヴも心地良しです。続く絶品メロウ「In My Life」もエリック・ゲイル(g)にリチャード・ティー(Key)のフェンダー・ローズも光る曲。柔軟なパティのヴォーカルも冴えわたります。そして、なんとも優しい「You Don't Have To Say You're Sorry」は、ロバータ・フラックにも通じる癒やしの名スロウ。パティのオリジナル作品で占められる本作で唯一のカヴァーとなるのが「More Today Than Yesterday」で、こちらもウィル・リーのグルーヴィーなベースが光ります。ノーザン・ソウル・シーンでも人気のオリジナルはThe Spiral Starecaseが69年に放ったヒット。またチャック・レイニーがこれまたグレイトなグルーヴを奏でる「Give It Time」も聴きモノで、こちらはパティがソウルフルに歌い上げます。そこからリラックス・ムードが快感な「There Is No Time」、ひたすら美しく仕上げた「What's At The End Of A Rainbow」、アンディ・ニューマークがリズム・キープする軽快グルーヴィー「This Side Of Heaven」と終盤も秀逸な流れを構築。そして最後はゴスペル・ライクな力強い歌唱も冴える「Sweet Sadie The Savior」で、さすが幼少にアポロ・シアター・デビューしただけある、迫力ある歌を聴かせます。
「やっぱり心地良い、人間味溢れるミュージシャン・サウンド。落ち着きまっせ!」

Say You Love Me


More Today Than Yesterday




Comments 4

片山ニク

気持ちいいですね〜♫
お風呂で聴きたい感じです

個人的には技術革新は30年前に
止まってくれてても良かったかなあ
まあ ダメ人間のたわ言ですが😚

2017-12-02 (Sat) 00:41 | EDIT | REPLY |   

negrita

83年リリースの『In My Life』に収録されているIn My Lifeの別テイク、ジェリー・バトラーとのデュエットバージョンも堪らないトロけ具合ですねぇ~(ノ≧∀≦)ノ

2017-12-03 (Sun) 14:07 | EDIT | REPLY |   

ezee

No title

★片山ニクさん
 そうですねん、リラックス・ミュージックって感じですわ
 大浴場の風呂上がりでも良さそうです!

2017-12-05 (Tue) 23:52 | EDIT | REPLY |   

ezee

No title

★negritaさん
 ジェリー・バトラーとデュエットしてるんですか。
 知りまへんでした。聴いてみます!

2017-12-05 (Tue) 23:54 | EDIT | REPLY |   

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