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音系戯言

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A Bit of Liverpool / The Supremes * 1964 Motown

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60年代前半、ビートルズを突破口に世界に広がったマージー・ビート。そもそもアメリカのロックン・ロールやR&Bをルーツに持ったイギリスのロック・グループでしたが、それを本場モータウンのスプリームスが逆輸入したようなのが本作。この64年、ダイアナ・ロスをフロントに据え“Where Did Our Love Go”に“Baby Love”と特大ホームランを放ち人気グループとなったスプリームスが間髪入れずにリリースした企画アルバムです。今も昔もあるカヴァー曲で構成された安易なアルバムっていえばそれまでですが、元々モータウンに影響を受けたようなUKグループの曲がヒッツヴィル・サウンドで聴けるってのが楽しい作品です。
 まず登場が「How Do You Do It」。ジェリー&ザ・ペースメイカーズの曲で、元々ビートルズのデビュー曲候補でもあった曲。ポール・マッカートニー作でピーター&ゴードン「A World Without Love」、アニマルズがヒットさせた「House Of The Rising Sun」と優等生らしくソツなくこなします。前半のハイライトはやっぱビートルズA Hard Days Night」。原曲には無いコケティッシュな感じに、麗しいサビの女3声ハーモニーはなかなかシビれさせてくれます。デイヴ・クラーク・ファイヴ「Because」に続いては、ミラクルズYou've Really Got A Hold On Me」。ここらは原曲自体がモータウンですが、ビートルズが2ndで世界に広めたので逆カヴァーとなっていて面白いです。「Do You Love Me」も同様でUKグループが好んで演った曲ですが、オリジナルはモータウンのコントゥアーズ。しかし聴きモノは、原曲が良いからか単に相性が良いだけなのか分かりませんが、やっぱビートルズ・カヴァーです。元々黒っぽいテイスト満々だった「You Can't Do That」、コーラスもクールに仕上げた「Can't Buy Me Love」あたりは会心の仕上がり。ただ「I Want To Hold Your Hand」は無難でしょーもない感じです。最後はデイヴ・クラーク・ファイヴ「Bits and Pieces」で〆。
「あらゆる企画モノも、ガンガンこなしたスプリームス。器用な3人組です!」

A Hard Days Night


You Can't Do That





Comments 2

波野井露楠

No title

おはようございます!
これいいですね。
カバーアルバム大好きです。

ブラックアメリカンがビートルズを歌うシリーズとモータウン・ミート・ザ・ビートルズを持っていますが、スープリームス単体でもこういうのがあったんですね。

「House Of The Rising Sun」もめっちゃ気になります(^^)!

2017-10-15 (Sun) 07:04 | EDIT | REPLY |   

ezee

No title

★波野井露楠さん
 まいど! 
 こういったカヴァー・アルバム聴くと、やっぱ楽しいですね。
 エエ曲は誰が演っても良いってのが、よく分かります!

2017-10-17 (Tue) 02:04 | EDIT | REPLY |   

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