Soul 2 / SEAL * 2011 Reprise

10's Male R&B
soul 2

 90年代から活躍してるにもかかわらず、あんまり良さが分かってなかったUKのシンガー、シール。嗜好が自分の好きなブラック・ミュージックと違うのかなと思ってましたが、トニ・ブラクストンとの97年ウェンブレーでの伝説デュエット“You're All I Need”(マーヴィン&タミーの名曲)ではオッと思った人。そしてオーソドックスなソウル演ったら凄いやんか〜と思わせてくれたのが近年流行りのカヴァー集への取り組みでした。安易な企画モンちゃうんかと思いながらも、馴染みの曲が多くてついつい聴いちゃうこの手のカヴァー。でも、ちょっとちゃいまっせと格の違いを見せたのが仕掛け人のトレヴァー・ホーンとデヴィッド・フォスター。シールのオールド・ソウルとの相性の良さを発見させてくれた好企画でした。
 中身での個人的な興味のきっかけは、やはりアル・グリーンの大傑作「Let's Stay Together」の収録。ティナ・ターナーマージー・ジョセフミッシェル・ウィリアムス、ボーイズⅡメン、マルーン5等など、色々この曲のカヴァーがありますが間違いなくトップ・クラスの出来。アレンジもハイのオリジナルを基本にしつつ、見事な現代感もだしてくれてます。他もお馴染み曲がドンドン登場で結構楽しめます。2曲登場のローズ・ロイス「Wishing On A Star」、「Love Don't Live Here Anymore」をはじめ70sのソウル・クラシックをセンスよく連打。モータウン系でスモーキーの「Ooh Baby Baby」、マーヴィンWhat's Going On」と超メジャーを押さえながら、フィリー系の名曲を中心に構成です。テディ・ペンダーグラス「Love T.K.O」、オージェイズ「Back Stabbers」、スピナーズ「I'll Be Around」、メイジャー・ハリス「Love Won’t Let Me Wait」と、シール独特の一本調子と思ってたハスキーも上手いことハマります。終盤に出てくるビル・ウィザース「Lean On Me」、シャイ・ライツ「Oh Girl」など癒し系のスロウもレベル高し。またボートラでは、アイズレーBrosFor The Love Of You」をメロウにキメた後に、なんとショウ・ストッパーズのヒットでJ.ガイルズ・バンドでもお馴染みの「Ain't Nothing But a House Party」まで豪快に披露。本編で演りまくったフィリー・ソウルのルーツまで、演ってくれてます。
「意外にも侮れないソウル・カヴァー集のハイ・クオリティ盤。シール、ナメたらあきません」

Let's Stay Together


Ain't Nothing But a House Party


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Lindsey Buckingham Christine Mcvie * 2017 East West | Home | Takin' It To The Streets / The Doobie Brothers * 1976 Warner Bros

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