Mother Popcorn / Vicki Anderson * 2005 Soul Brother

James Brown
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 ジェイムス・ブラウンのショーに欠かせなかったのが、力強いレディ・ソウルの存在。歴代で様々なシンガーが登場した中で、人気の3傑となるとマーヴァ・ホイットニー、リン・コリンズと並んで、このヴィッキー・アンダーソンです。アナ・キングに代わって1965年から一座に加入。早くからJ.B.に実力を高く評価されながらもボビー・バードとできちゃったからか、アルバムが出せなかった不運なシンガー。でも定番の編集盤ファンキー・ピープルや、主要曲網羅のファンキー・ディーヴァズBGP盤などで聴けます。後年には本作のような単独アンソロジーも組まれ、さらにまとまった形でも聴けるようになりました。
 まず登場なのがJB'sがバックにつき、ネタとしても大人気「The Message From The Soul Sisters」、御大J.B.のアンサー・ソングともなり背後で御大のゲキも飛ぶ「Super Good」、「 I'm To Tough For Mr. Big Stuff (Hot Pants)」あたりの70年代の代表曲。最高峰のナイス・グルーヴは人気集中も頷ける感触で、ヒップ・ホップ・ネタとしても注目。一方、60年代後半のファンク完成期のバンド・サウンドもクールな「Answer To Mother Popcorn」や「If You Don't Give Me What I Want」あたりの、イナタさも残したアーシーかつブリブリのファンク感覚も捨てがたし。やはり強力なのがJ.B.御大とのデュエットとなる67年度版「Think」。この人の声が入ると、緊張感が+50%アップするのが体感できます。94年の「Home Is Where The Hartred Is」はエレピが渋い洗練されたクール・グルーヴで、娘のカーリーンに負けじと母の威厳を提示。カヴァーでは、チャカのいたルーファスの75年「Once You Get Started」も華麗さよりもファンク感重視のイカツさで迫ります。ボビー・ウォマック「You're Welcome,Stop On By」では旦那ボビーとのデュエットも披露。クラレンス・リードらしさが出たマイアミ・テイスト「Don't Throw Your Love In The Garbage Can」もなかなかいい味です。終盤は60年代後半の録音で、普遍的なソウルで幅広い対応力を披露。清楚なサム・クック「You Send Me」、じっくり聴かすスロウ「I'll Work It Out」、御大J.B.とスロウでもデュエットの「You've Got The Power」ときて、オーラスはジャッキー・デシャノンのバカラック・クラシックをビッグ・バンドで歌った「What The World Needs Now Is Love」で華麗に〆。
「なんか憎めないB級グルメにような味わいのヴィッキー。濃口ソースが効いてます!」

Answer to Mother Popcorn


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

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