Active Force / Active Force * 1983 A&M

年明けから、やたら欲望のままに食って飲んでたら、結構な体重増加。コレはやばいと、皇居近辺を1万歩ウォーキングなんかしながら、ついでにホント何でも揃ってるCDレンタル屋にも久々に立ち寄り。東京の街はそんなに好きでもないけど、こういうトコは便利なんですよね〜 70〜90年の魅惑の音楽を、ハウス・オブ・ペインに庄野真代と脈略なしについついガサっと借りましたヨ。そこで色んなトコで紹介されてて評判だった80年代のグループ、アクティヴ・フォースも発見し、今頃になって聴くことができました。コレが想像以上に良かって、なんとも幸せな気分に。エエ音楽に出会えるとやっぱ嬉しくなりますね〜
正直グループのことはいっこも知りませんでしたが、先に聴いてたL.T.D.やシェリックでの名プロデューサー、マイケル・ストークスが手掛けてるってことで手堅さは予想済みでした。が、ココまで良盤だとは予想せず。まず「I Never Thought I'd Love Again」なる珠玉のスロウが、絶品の一語。ブラコン時代の洗練さがあって、70年代のヴォーカル・グループの最良のエッセンスも詰め込んだアレンジがなんとも言えん塩梅。曲も上質ながら、紅一点のエイドリアン・スティールのレンジの広いヴォーカルと、男性ヴォーカル、コーラスが理想の形で溶け合います。最後を飾るバラード「My Sunshine」もエイドリアン&メンズ2名での素晴らしいヴォーカル・ワークを堪能できる良曲。エムトゥーメなんかとも張り合えるクールなミディアムで、売れなかったというシングル曲「Give Me Your Love」や、シンセをバックに熱い男性ヴォーカルが映えまくる「Cold Blooded Lover」あたりも上々。リック・ジェイムスやダズ・バンドっぽいアレンジながら高次元なのでイヤミが無い「Coo Coo Kachu」、ミッドナイト・スターのようなヴォコーダー、Gカッティングとヴォーカルが交互に極上グルーヴを組み立てるスタイリッシュ・ファンク「Rise Up」なんかも絶品中の絶品です。ここらは80年代らしさ満開。冒頭のミディアム・ファンク「Keep On Rockin'」や、後半の「Bottom Line」あたりの何の変哲もない曲も、全部聴いてから改めて聴くとエエ曲に聴こえてくるからアラ不思議。名作の典型的な押し上げ効果がグイグイ体感できます。
「なんで1枚しか無いのかまったく理解できないレベルのグループ。隠れた名盤でっせ!」
I Never Thought I'd Love Again
Rise Up
Ura-Ken
豊かな黒音生活の必携盤っすョ♪\(^o^)/♪