Lemonade / Beyoncé * 2016 Columbia

10's Female R&B
201607-beyonce_lemonade.jpg



 この前、渡辺直美がビヨンセ愛を語りまくる番組があって、それがやたら面白かったのですが、改めてビヨンセが存在感バリバリの人やと再認識。この最新作も大ヒットで、今度のグラミーも9部門ノミネートと強さを見せつける人です。「人生が酸っぱいレモンを差し出したら、甘いレモネードにして飲めばいい。」と旦那ジェイ・Zの祖母の人生訓をタイトルにした力強い大作。前作でも見せた、映像とのセットで聴かせるってスタイルをさらに推し進めてます。生き方まで踏み込み、まるで一つのドラマを見せられてるようなアルバムで、夫Jay-Zの不貞や黒人女性としてのアイデンティティをテーマにした内容は、コレまでにないインパクトです。私生活なのかフィクションか分からんけどココまで際どく迫られると、男もタジタジになっちゃいますね。もう演歌やブルースの域に到達です。これがエンターテインメントとするなら、ビヨンセは真のプロです。
 そんなことで「Pray You Catch Me」から女性の弱さをさらけ出すも、ビヨンセがバットを持って凶暴化するPVも強烈な「Hold Up」で怒りモードへ。Jack Whiteも参加したヘヴィ・ロックな「Don't Hurt Yourself」、キャッチーでアンビエントな本作ハイライト「Sorry」、旬な男The Weekndともコラボのアイザック・ヘイズ使用「6 inch」でルブタンのヒールを見せつけながらガシガシと力強い女性像を見せつけます。ここらはビデオと一緒に見ると強烈。一方、アコースティックでカントリーなアプローチが新鮮な「Daddy’s Lessons」では父マシュー・ノウルズを彷彿させる不倫をネタに男の不埒さを追求。厳しいね〜。また「Sandcastles」はピアノをバックにヒリヒリくるソウル・バラードを披露。感情が薄いとも言われてきたビヨンセですが、なんとも人間臭いスロウ・バラードです。James Blakeも登場の「Forward」でポジティヴに向き、Kendrick Lamarがラップする「Freedom」で女性のパワーが一致炸裂って感じです。レゲエというか、ダンスホールな「All Night」でポジティヴに家庭を守るビヨンセが浮かび上がります。耳を惹くマーカス・ミラーのベース・プレイも印象的。ラストはトラップ系のサウンドでドス黒く迫る「Formation」。リアーナも元気ですが、ビヨンセが黒人女性のリーダー的存在であることをガッチリ感じさせます。
「ポップさは少ないアルバムですが、かなりのインパクト。やっぱカッコええ女です!」

Hold Up


Sorry


All Night




テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Active Force / Active Force * 1983 A&M | Home | Fantastic / Wham! * 1983 Innervision

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ