Here's Larry Williams / Larry Williams * 1959 Specialty

50's Pioneers
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 ニューオリンズが生んだ最凶のピアニスト&シンガー、ラリー・ウィリアムス。なんせコノ男、音楽だけ真面目にやってたらいいのに、結構なワルです。80年に撃たれて亡くなるまで、薬に窃盗なんでもござれと真のチンピラ。しかし音楽は世界中で愛された人で、親戚でもあるロイド・プライスや先輩格リトル・リチャード系のワイルドでポップなR&Bは結構な魅力です。ヒット曲は少ないながら、ロック黎明期のアーティストにこぞって取り上げられ脚光も浴びた人。独特のやさぐれ感はストーンズやジョン・レノンにもシンパシーを与えたようです。
 そんなことで最重要期、50年代後半の1stアルバム。まず軽快な口笛からして最高な57年ヒット「Short Fat Fannie」で胸踊ります。当時のR&Rヒットをずらりと並べた歌詞も楽しく、要所とソロを彩るサックスも含め当時の最もヒップなスタイルでキメてくれます。そして強烈なのが「Dizzy Miss Lizzy」。イントロのギター・フレーズから、歌の語感、躍動感溢れるアール・パーマーのドラム、自身が刻むピアノと3コード・アートの全てが詰まってます。カヴァーでは、ビートルズ時代のジョンの絶叫版がなんといっても最高すぎますが、ロニー・ホーキンスやネヴィル・ブラザーズもカヴァーしてます。ジョンがソロで演った「Bony Moronie」も57年の重要ヒットでここに収録。「Make a Little Love」、「Peaches and Cream」、「Give Me Love」、「You Bug Me, Baby」、「Ting a Ling」とR&Rスタイルはどれも抜群のノリで、ブルース・クラシックの「Little School Girl」あたりもワイルドに演ってくれてます。またデビュー前はバックもしていた先輩ロイド・プライスの「Lawdy Miss Clawdy」なんかのニューオリンズ・スタイルはお家芸で、ファッツ・ドミノ風にキメる自作の「Hootchy-Koo」も3連ビート系もゴキゲンです。Hoodoo盤のボートラでは、ロイド・プライスのカヴァーとなる57年デビュー作「Just Because」に、「Slow Down」、「Bad Boy」とジョン・レノンがこよなく愛したR&Bも漏れなく収録。また、ストーンズアニマルズがカヴァーしポールがソロで演った「She Said Yeah」や、クールなR&R曲「The Dummy」、ポップな味わい「Steal a Little Kiss」に「I Can't Stop Loving You」など重要シングルもバッチリです。Aceのスペシャリティ・ベストではさらにニューオリンズ・テイストなセッションも網羅で、Art Neville参加のヒューイ・スミス「Rockin Pneumonia & Tha Boogie Woogie Flu」や、強力R&R「Hocus Pocus」、「Jelly Belly Nellie」、「Oh Baby」、「Zing Zing」などもブチ込んだ極上版。初期の全てを堪能したい人にはこちらがベストです。
「海を渡ってワルガキ達のハートを刺激したニューオリンズのワル。今もシビれさせてくれます!」

Short Fat Fannie


Dizzy Miss Lizzy




テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

The Rolling Stones / The Rolling Stones * 1964 Decca | Home | Dead on Heavy Funk 1975-83 / James Brown * 1998 Polydor

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